しんきん投信「トピックス」
認識を共有化 気候変動問題は、おそらく今世紀最大の問題でしょう。したがって、世界中の個人、企業、政府は、協調して温室効果ガスの削減に取り組まねばなりません。投資家としても、この問題 … [ 記事全文 ]
夢から覚めた日本 日本経済を即座に復活させる、魔法のような特効薬はありません。10月末の衆院選でも、各党はそうした大げさな政策を呈示しませんでした。それは経済の見方が、より健全なも … [ 記事全文 ]
成長失速の三つの要因 中国は、押し寄せるピンチを幾度も乗り越えてきました。この数年間では、米国との貿易摩擦、コロナウイルスの第1波などです。経済成長の失速という現在のピンチも、おそ … [ 記事全文 ]
ある国の危機は世界の危機 自分と関係のないことに関心を持つのは、難しいものです。しかし、少なくとも間接的に、世界中の出来事は、互いにつながっています。よって、他国が苦悩している経済 … [ 記事全文 ]
本当に一時的? 「一時的」は便利な言葉なので、よく使われます。主な中央銀行も、大幅なインフレは「一時的」との予測を理由に、金融政策の修正を先送りしてきました。しかし「一時的」の期間 … [ 記事全文 ]
政策がもたらす危機 米国と中国は、実は似ています。最新の共通点は、いずれも経済危機に陥る可能性がわずかに残っている、という点です。このような状況を招いたのは、国内の政策や政治的事情 … [ 記事全文 ]
相場変動 金融市場は、必ずしも理屈どおりに動くわけではありません。米国や日本などの最近の株価変動(図表1,2)も、やや理解に苦しみます。だだし、この変動については、多くの理由を挙げ … [ 記事全文 ]
勢いを増す中道左派 世界では今、大きなトレンドが生まれています。すなわち、多くの国々で、中道左派や左派、あるいは社会民主主義の勢いが増しているのです。これはもちろん、各国の経済政策 … [ 記事全文 ]
貿易の急回復 昨年後半以降、世界経済は驚くべき速度で持ち直しました。ただし「コロナとの共存」を選ぶ以上、かつての経済構造に戻ることはあり得ません。コロナウイルスは、すでに大きな不 … [ 記事全文 ]
改革は適切だが副作用も 中国は現在、経済・社会の改革を進めています。この過程で、「適度の混乱」は避けられません。不動産開発大手、エバーグランデ(中国恒大集団、図表1)の経営不安も、 … [ 記事全文 ]
雇用情勢は大幅改善 生きようとすれば、普通の人は働かねばなりません。よって、世界がコロナウイルスに苦しむ中、心身の健康の次に心配されたのは、雇用への影響です。しかし、この試練を受け … [ 記事全文 ]
重要な選挙が続く 秋の訪れとともに、ロシア、カナダ、ドイツ、日本など世界各国で、重要な選挙が行われます。それらのうち、世界的に最も重要とみられるのは、9月26日にドイツで行われる総 … [ 記事全文 ]
支持率低下が鮮明に バイデン米大統領は、今年1月の就任後、最も厳しい正念場を迎えました。同大統領は、就任当初の勢いを取り戻せるのでしょうか。それとも、失策や挫折が続き、米民主党に暗 … [ 記事全文 ]
ロックダウンとは何か? 日本もロックダウンを導入すべき、という意見が増えています。たしかに、ワクチンだけでは、コロナウイルスに打ち勝てません。しかし、ロックダウンとは何なのか、意 … [ 記事全文 ]
米国の覇権終了か イスラム教によると、「神の意志」は、歴史を通じて顕現します。いまアフガニスタンで起こっている歴史的事件も、米国の覇権を終わらせる、という神の意志、換言すれば、宇宙 … [ 記事全文 ]
温暖化が確実に進行 東京五輪は最後まで開催意義が不明でしたが、明白なのは、時期や環境は最悪だったということです。変異ウイルスの爆発的拡大とタイミングが重なったほか、地獄のような暑さ … [ 記事全文 ]
日本株よりも不調な中国株 感染症対策の不手際などのため、日本株は今年、低迷気味です。しかし、それ以上に不調なのが、中国株(本土株と香港株、図表1)です。その大部分は、中国の政府・中 … [ 記事全文 ]
パラレルワールド? 「パラレルワールド(並行世界)」は、実在するのでしょうか。現実世界が感染症に苦しむ一方、資産市場という特殊な世界では、昨年春以降、米欧株などが大きく上昇している … [ 記事全文 ]
コロナに打ち勝てず これほど異常なことは、ほかにありません。緊急事態宣言の発令下、ほぼ無観客で、東京五輪が静かに開かれているのです。利権で潤う人々も、競技の結果以上に、感染動向を緊 … [ 記事全文 ]
優先すべきは国内問題 米国は、いわば「民主主義の宣教師」として行動してきました。しかし、ほかの国に講釈を垂れる前に、まずは自国の民主制を機能させねばなりません。この点を、バイデン米 … [ 記事全文 ]
•日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。シティバンク銀行勤務を経て、スタンダードチャータード銀行のシニアインベストメントストラテジストとして経済・為替市場の調査・分析等に従事。2013年しんきんアセットマネジメント投信入社、現在に至る。
主な著書
•『通貨投資戦略』(共著)東洋経済新報社
•『世界経済のゆくえと資産運用戦略』(共著)東洋経済新報社