しんきん投信「トピックス」

しんきん投信「トピックス」

しんきんアセットマネジメント投信株式会社

URL：https://www.skam.co.jp/

金融市場の注目材料を取り上げつつ、表面的な現象の底流にある世界経済の構造変化を多角的にとらえ、これを分かりやすく記述します。

• トルコ・ショックの異常な事情

  しんきん投信「トピックス」 2018/08/21

  なぜトルコがショックを与えたのか？ 今月前半、トルコの通貨リラが暴落し、ほかの新興国通貨（図表1）や日本株も一時急落しました。 トルコの経済はさほど大きくありません（世界全体の輸入 … [ 記事全文 ]
• 「日米金融政策の違い」でドル安・円高へ

  しんきん投信「トピックス」 2018/08/08

  トランプ氏、大喜び 米国の好調な経済と賢明な金融政策のおかげで、世界的な貿易摩擦にもかかわらず米国株は堅調です。 実際、米国の4-6月期国内総生産（ＧＤＰ）は実質で前期比年率4.1 … [ 記事全文 ]
• ますます泥沼に沈み込む日銀

  しんきん投信「トピックス」 2018/08/01

  異次元緩和の目標・手段・理論 目標が達成できなかったとき、誤りを認めず微調整で問題を先送りすれば、泥沼に沈むばかりです。 日銀はどうでしょうか。約5年前（2013年4月）、日銀は「 … [ 記事全文 ]
• トランプ氏の常識破壊と日本銀行の政策修正

  しんきん投信「トピックス」 2018/07/27

  利上げ批判 米国のトランプ大統領は常識外れの人物です。最近の「びっくり発言」は、米国（連邦準備制度理事会（ＦＲＢ））の利上げはドル高をもたらし、自国産業の競争力を奪っている、などと … [ 記事全文 ]
• 「真・3本の矢」－ グローバル化に突き進む日本

  しんきん投信「トピックス」 2018/07/19

  「真・3本の矢」とは 振り返れば2013年、アベノミクス「3本の矢」が登場しました（金融緩和、財政出動、成長戦略）。ただしそれは、2015年秋に「新3本の矢」へ移行しました（強い経 … [ 記事全文 ]
• 「米中貿易戦争」への違和感

  しんきん投信「トピックス」 2018/07/13

  「全面戦争」ではない　 貿易をめぐる米中の対立は、解決の糸口をつかめません。米国は先週、340億ドル相当（年間輸入額）の中国製品に25%の追加関税を課しました。中国も当然、米国に対 … [ 記事全文 ]
• 中国（深圳）取材報告②－「中国の世紀」は悪夢なのか？

  しんきん投信「トピックス」 2018/07/04

  貿易摩擦の行方 米国と中国が脅し合っている貿易制限や投資規制は、本格化すれば世界経済を混乱に陥れかねません。 しかし貿易摩擦がエスカレートする可能性は、高くないでしょう。例えば関税 … [ 記事全文 ]
• オーストラリア取材報告－その魅力はどこから生まれるのか？

  しんきん投信「トピックス」 2018/06/28

  26年連続で景気拡大 今月、オーストラリアのシドニーを往訪しました。この国は、ある意味で日本と似た立場にあります。米国と中国が鋭く対立する中（貿易摩擦など）、その双方とうまく付き合 … [ 記事全文 ]
• 中国（深圳）取材報告－もはや後進国ではない

  しんきん投信「トピックス」 2018/06/20

  深圳の奇跡 21世紀は「中国の世紀」です。これは単なる予測ではなく、紛れもない現実になりつつあるのです。 今月上旬、中国の南東部、深圳（シンセン）を初めて訪れました（写真1）。香港 … [ 記事全文 ]
• 米朝首脳会談への幻想は消えたが・・・

  しんきん投信「トピックス」 2018/05/30

  歴史ドラマがいよいよ佳境に 朝鮮半島をめぐっては、驚くべきことが次々に起こっています（ただし金融市場は、あまり反応しなくなっています）。戦争にさえ至らなければ、これほど面白いドラマ … [ 記事全文 ]
• 世界経済の見通し－景気格差と政治に着目

  しんきん投信「トピックス」 2018/05/23

  「貿易戦争」がひとまず回避され、ムードが若干改善 金融市場のムードは、2月に比べると落ち着いています。ＮＹダウ、日経平均などの株価指数は、昨年末比で一時プラスに転じました。良い材料 … [ 記事全文 ]
• マレーシアの驚くべき政権交代を歓迎

  しんきん投信「トピックス」 2018/05/16

  一党支配の打破という快挙 5月9日、マレーシアで総選挙（連邦下院選）が行われました。これは同国にとって、また、日本を含むアジアにとって、極めて大きな意義を持つものとなりました。民主 … [ 記事全文 ]
• アジアの融和が日本経済の復活をもたらす

  しんきん投信「トピックス」 2018/05/10

  対決から融和へ 支持率を気にする政権が、そのアップを図る三つの方法があります。一つめは、景気を良くみせることです。二つめは、近隣諸国の脅威を叫び、対決姿勢を誇示して「強いリーダー」 … [ 記事全文 ]
• 金融市場と国際情勢の大きな変化

  しんきん投信「トピックス」 2018/04/25

  株式市場の様相が変わった 米国や日本などの株式市場は、今年2月の急落を境として、様相が大きく変わりました。要するに、ほぼ一方的な上昇傾向が続いた1月頃までとは違い、経済的・政治的な … [ 記事全文 ]
• シリア情勢をどう分析すべきか？

  しんきん投信「トピックス」 2018/04/17

  「地上の地獄」 シリアはかつて、遺跡と自然の豊かな国でした。しかし2011年から続く内戦（政府軍vs.反政府勢力）が、これを「地上の地獄」へ変えました。その情勢に対し、金融市場でも … [ 記事全文 ]
• 中国の野望と開放路線

  しんきん投信「トピックス」 2018/04/11

  「開放」vs.「米国第一」 中国・海南省で今週開催された経済会議「ボアオ・アジアフォーラム年次総会」は、成熟しつつある中国を世界に印象づけるものとなりました。最も注目されたのが、習 … [ 記事全文 ]
• 異次元緩和の5年－失敗の理由と日銀の罪

  しんきん投信「トピックス」 2018/04/04

  「2年で2％」のはずが「5年で１％」に 2013年4月４日、日銀は「量的・質的金融緩和（異次元緩和）」を発表しました。「2年程度で2％」のインフレ目標を達成するためです。しかし5年 … [ 記事全文 ]
• 米中貿易戦争の本質

  しんきん投信「トピックス」 2018/03/29

  ついに貿易戦争へ？ トランプ米政権の政策のうち、今年は経済や市場にとって不都合な部分が前面に出てくるでしょう。 特に「米国第一」の同政権が打ち出す保護貿易策です。実際に今月、鉄鋼・ … [ 記事全文 ]
• 「森友騒動」が金融市場に突きつける意味

  しんきん投信「トピックス」 2018/03/23

  民主主義の劣化 国有地売却をめぐる「森友騒動」を受けて、安倍政権の支持率が急落しています（図表1）。これは当分の間、日本株の上値を抑える要因の一つとなりそうです。しかしそれは、やむ … [ 記事全文 ]
• イタリアとドイツが示したユーロ圏の実力

  しんきん投信「トピックス」 2018/03/07

  的外れだったユーロ悲観論　 5年ほど前まで、経済圏としてのユーロは失敗、という声が幅を利かせていました。しかし今や、そうした見方は説得力を失っています。ユーロ圏の経済成長率は一昨年 … [ 記事全文 ]

会社名：しんきんアセットマネジメント投信株式会社

(Shinkin Asset Management Co.,Ltd.)

執筆者：辻　佳人

URL：https://www.skam.co.jp/

【ご挨拶/プロフィール】
•日本興業銀行（現みずほ銀行）入行。シティバンク銀行勤務を経て、スタンダードチャータード銀行のシニアインベストメントストラテジストとして経済・為替市場の調査・分析等に従事。2013年しんきんアセットマネジメント投信入社、現在に至る。
主な著書
•『通貨投資戦略』（共著）東洋経済新報社
•『世界経済のゆくえと資産運用戦略』（共著）東洋経済新報社