しんきん投信「トピックス」
相次ぐ好材料 今週、金融市場のムードが一旦好転しました。幾つかの好材料を踏まえれば、納得してよい流れです。 まず、北朝鮮をめぐる動きが、(一部を除き)冷静になってきました。国連が … [ 記事全文 ]
BRICSの狙い 北朝鮮の暴挙も含め、いま世界中で生じている動きの多くは、既存の国際秩序への挑戦と言えます。 ただし、中には正当な挑戦もあります。特に、先進国中心の戦後秩序に対す … [ 記事全文 ]
力強い世界経済を促進できるか? 金融政策は、依然として重要な使命を帯びています。しかし、その限界も認識せねばなりません。 米国にて先週末、主要な中央銀行の高官、学者らによる会合が行 … [ 記事全文 ]
喜ぶべき潮流 今年の株式市場は、前半に軒並み上昇した後(図表1)、最近は慎重なムードが感じられます。日本では経済政策への幻想がほぼ消滅し、行き詰まり感が漂っています。しかし、それほ … [ 記事全文 ]
政治宣伝に用いられる「株高」 米国のトランプ大統領は、「雇用の増加」と「株価の上昇」をさかんにアピールしています。たしかに、失業率は16年ぶりの水準へ下がりました。米国株の成績は、 … [ 記事全文 ]
政治リスクとは 経済を論じるにあたっては、政治の問題を避けて通れません。法治国家での経済活動はルール(法律、規則など)に基づいて行われますが、それを制定・撤廃するのは、主に政治の … [ 記事全文 ]
移民と国家主権 ブレグジット(英国の欧州連合(EU)離脱)の行方については、確実なことは何も言えません。 英国・EU間の交渉期限は2019年3月ですが、それまでに全部決めるのは困難 … [ 記事全文 ]
フランス革命とは 近代以降の世界史で最も重要な出来事は、二度の世界大戦です。次に重要なのは何かと問えば諸説あり得ますが、民主主義の理念を最も劇的な形で現実化したフランス革命こそ、そ … [ 記事全文 ]
異様なG20サミット 先週末、ドイツのハンブルクにおいて20か国・地域首脳会議(G20 サミット)が開かれました。 2008年に始まったG20サミットの歴史で、今回ほど異様な会議は … [ 記事全文 ]
欧州3か国を往訪 6月下旬から、英仏伊の3か国へ赴きました。欧州の事情は実に複雑、というのが素直な感想です。 それでも現地の市場関係者の間では、似た意見が確認されました。つまり、英 … [ 記事全文 ]
フランスを再評価 改革への期待で、フランスが盛り上がってきました。世界は、これをもっと歓迎してよいでしょう。 先月にはエマニュエル・マクロン氏という、若さあふれる大統領が就任しまし … [ 記事全文 ]
「賭け」が裏目に 英国は、政治と安全の両面で試練に見舞われています。それを印象づけたのが、昨日の総選挙です。 結果は、メイ首相率いる保守党が第1党を維持しつつも、過半数には届かない … [ 記事全文 ]
過去1年の素晴らしい実績 先週末、イタリアのシチリア島において、先進7か国首脳会議(G7サミット)が開かれました。 G7と言えば、ちょうど1年前の伊勢志摩サミットが想起されます。そ … [ 記事全文 ]
その命運はいかに 米大統領選挙でトランプ氏が勝利して、半年以上になります。そして今、同氏は最大の試練に直面しているように見えます。同氏らとロシアの関係をめぐる疑惑が、危機的局面へ発 … [ 記事全文 ]
中国の世紀? 今世紀は、「中国の世紀」となるのでしょうか。偏見は捨てて、この問いに向き合うことが必要です。 先日、中国主導の「一帯一路」に関し、初の国際会議が北京で開かれました。ア … [ 記事全文 ]
マクロン氏勝利の意義 7日の大統領選挙で勝利したフランスのエマニュエル・マクロン氏は、熱意あふれる演説を行いました。強調されたのは、フランス革命(1789年~)以来の標語「自由、平 … [ 記事全文 ]
第1回投票の結果と決選投票の見通し フランスの大統領選挙は、金融市場やリベラルな民主派を、一息つかせる展開となっています。 23日の第1回投票で、中道・無党派のエマニュエル・マクロ … [ 記事全文 ]
トルコの歴史的な国民投票 北朝鮮問題は、それぞれの国が、国民の関心を内政からそらそうと利用している面もあるでしょう。 それに対し、世界では多くの実体的な激震が走っています。その一つ … [ 記事全文 ]
米国が世界の混乱を招く 米国のトランプ政権が内政、外交で迷走する中、世界情勢が不安定になるのは、ほぼ必然です。最近も、不穏な出来事が世界中で起こっています。それらは、世界に破滅をも … [ 記事全文 ]
メイ首相の気配り 先週、英国のメイ首相が欧州連合(EU)あてに重要な手紙を送りました。EUから脱退する方針を、正式に通知するものです。交渉期限である2年後、いよいよ英国は、EUから … [ 記事全文 ]
•日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。シティバンク銀行勤務を経て、スタンダードチャータード銀行のシニアインベストメントストラテジストとして経済・為替市場の調査・分析等に従事。2013年しんきんアセットマネジメント投信入社、現在に至る。
主な著書
•『通貨投資戦略』(共著)東洋経済新報社
•『世界経済のゆくえと資産運用戦略』(共著)東洋経済新報社