アスクル<2678>年初来高値更新から急落するも再上昇し、直近は2,000円付近を横ばい状態で推移中…決算発表で株価どうなる?

2023/09/14

 

9/15に第1四半期決算発表を迎えるアスクル<2678>。年初は1,700円付近から始まりましたが、3月にいったん下げ、その後は上昇し7/5には2,389円で年初来高値を更新しました。

しかし、その後は1,800円台まで急落し、現在は持ち直して2,000円付近まで回復しています。そして、直近は横ばい状態に推移していますが、ここからの上昇が期待できるような動きも見せています。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

アスクル<2678>の第1四半期決算前後の株価動向は?


同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(9月上旬~9月下旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

アスクル<2678>の第1四半期決算前後の株価動向|シナジスタ

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が14回、下落傾向が9回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて8回見られます。上昇時には、20%以上のものや約30%のものもあります。

下落時は、最大でも15%程度にとどまっています。しかし、9回の下落のうち3回が10%の下落であることは約30%の確率で起きることになりますので、注意が必要かもしれません。

対して、5%以内の変動は、上下合わせて8回見られます。その他は中程度の変動ですので、全体として、極端値動きをする可能性があるでしょう。

これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として、やや上昇傾向があるものの、変動幅は予測がしにくいでしょう。小さく動くときは小さく動き、大きく動くときは大きく動くので、方向感がでない限り、つかみにくい動きをすると考えられます。

また、下落時は回数は3回と少ないものの、約30%の確率で10%以上の下落が起きています。もし、下落に方向感が出ている場合は、10%以上の下落を想定しておくと良いでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

アスクル<2678>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:2,224円
下値目安:1,866円

※9/4終値2,003円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約11.0%、下落幅は約6.8%と考えられます。よって、上値は「2,224円」、下値は「1,866円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、現在の株価より一段上まで上昇しますが、7/5に付けた年初来高値には届きません。

そうなると、上値が重たいように思われますが、この上昇が起きることで、25日移動平均線が75日移動平均線を離れ、上向きになることが想定されます。それにより、引き続き上昇が続くことが期待できるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、7月の急騰後に起きた8/7の急落1,877円を下抜けします。まだ200日移動平均線まで余裕はありますが、再上昇がすぐに起きるような展開は難しいでしょう。

しばらくは、1,900円を前後した様子見姿勢が強まると予測されます。また、こうなったときはリスクが高まってきますので、不測の値動きなどがないか十分に注意していく必要があるでしょう。

このように同社、この時期にやや上昇傾向がありますが、値動きが極端な傾向を持っているので、ここから上昇するか下落するかでシナリオが大きく分かれそうです。

上昇した場合は、上値が重たいように見えるものの、そこから良い展開になることを期待できます。しかし、下落した場合は、リスクが高まり低迷が続くと考えられます。

直近の値動きでは、まだ方向感が出ていないので、今年はこのまま値動きが小幅で終わる可能性もあります。一方で、ここから展開が変わり大きく変動する可能性もあります。

いずれの場合でも、小幅と大幅な変動の差が大きいので、一つのシナリオに決め打ちすることなく、中立な状態でここからの展開を見ていくと良いでしょう。

また、現時点ではまだ値動きの予測が難しく、小幅な変動にとどまる可能性がありますので、方向感が出るまで、様子見を続けるのも良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/9/13時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。

 

実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック

 

【無料】今回のデータ分析がもっと詳しく分かるeBook(電子書籍)『日本株再入門』無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。</strong></a><br />
【無料】今回のデータ分析の詳細が分かる「日本株5つの法則」レポート無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。

この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) ー高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)ー

トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。

<無料>高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

【高橋佑輔の関連記事】

株式会社シナジスタ
なぜ「高値掴みする投資家」と「底値付近で買える投資家」がいるか?それは「値動きの法則」の知識の差です。その法則を使い、過去12年で11年間利益を上げる現役トレーダー高橋佑輔が相場を分析。法則を学び、底値付近で買える投資家を目指しましょう。
株式会社シナジスタの提供する、コラム・教育サービスは、投資に関する考え方の一例をご紹介するというものですので、その正確性や完全性等について保証するものではありません。 実際の投資はお客様のご判断・ご責任で行って頂くものであり、当社は、お客様の投資におけるいかなる利益も保証するものではなく、また、お客様の投資によるいかなる損害に対しても補償を行うものでもありません。 本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

このページのトップへ