HIS<9603>短期的な上昇下落を繰り返し、全く方向感がつかめないまま推移中…決算発表で株価どうなる?

2023/09/13

 

9/13に第3四半期決算発表を迎えたエイチ・アイ・エス<9603>。短期的な上昇下落を繰り返し、方向感がつかめないまま推移しています。

移動平均線も25日移動平均線は多少方向感があるものの、75日、200日移動平均線はほぼ横ばいで、なかなか株価の展開が読みにくい状況が続いています。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

エイチ・アイ・エス<9603>の第3四半期決算前後の株価動向は?


例年決算を挟んだ1ヶ月間(9月上旬~9月下旬)では、株価にどのような傾向が見られるのでしょうか?
そのデータ分析の結果がこちらです。

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が12回見られます。この数字を見る限り、やや下落傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて9回見られます。そのうち下落時は約20%が2回、40%以上が2回と、他の銘柄と比べて変動幅が大きいと読み取れます。

対して、5%以内の変動は、上下合わせて10回見られます。大幅な変動と小幅な変動がほとんどを占めるので、同社の株価は比較的極端な動きをすると予測されるでしょう。

これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として、やや下落傾向があるうえ、値動きが極端な動きをする傾向があると考えられます。

もし、5%以上の変動を見せた場合は、上下に関係なくそのまま10%近く変動する可能性が高いでしょう。そういった意味では、売買のタイミングを慎重に見極める必要があると考えられます。

また下落時は、底値なしのような動きをするような場面も見られます。このリスクには十分に注意が必要でしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

エイチ・アイ・エス<9603>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:2,110円
下値目安:1,719円

※9/1終値1,988円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.1%、下落幅は約13.5%と考えられます。よって、上値は「2,110円」、下値は「1,719円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、8月中旬以来の高値水準まで上昇します。しかし、1月下旬につけた年初来高値更新には至りません。

また、25日、75日、200日移動平均線がほぼ横ばいで時折交錯する状態が続く限り、方向感がなかなかでず、再び上下すると考えられるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、6/8につけた年初来安値1,889円よりも下落します。13%程度の大きな下落になることで、各移動平均線が一斉に下向きに変わる可能性があります。

そうなると、これまでの短期的な上下の変動とは違って、下抜けし大きく下落する期間を迎えるでしょう。

実際に下落した場合は、下落の勢いが強まることが想定されます。その場合は、まず約20%の下落を目安にすると良いでしょう。

そして、それでも下げ止まらない場合は、過去の最大下落幅である40%程度の下落も想定すると良いでしょう。

どちらの場合でも、一気に下落することが想定されますので、もし下値目安の水準まで届いた場合は、さらなる下落を想定しておきましょう。

このように同社は、この時期にやや下落傾向があるうえ、下落時は底値なしのように下落する可能性もあることから、いま積極的に売買するのは難しいかもしれません。

上昇しても上値が重たく、再び下落する可能性があることから、ここは長期戦を覚悟し、移動平均線などに方向感がでるまで、長く様子見するのが良いかもしれません。

特にこの時期は、万が一、大きな下落当たってしまうと、とても大きな損失につながる可能性もあります。そういったリスクが大きな時期ですので、慎重に見ていくのが良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/9/12時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。

 

実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック

 

【無料】今回のデータ分析がもっと詳しく分かるeBook(電子書籍)『日本株再入門』無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。</strong></a><br />
【無料】今回のデータ分析の詳細が分かる「日本株5つの法則」レポート無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。

この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) ー高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)ー

トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。

<無料>高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

【高橋佑輔の関連記事】

株式会社シナジスタ
なぜ「高値掴みする投資家」と「底値付近で買える投資家」がいるか?それは「値動きの法則」の知識の差です。その法則を使い、過去12年で11年間利益を上げる現役トレーダー高橋佑輔が相場を分析。法則を学び、底値付近で買える投資家を目指しましょう。
株式会社シナジスタの提供する、コラム・教育サービスは、投資に関する考え方の一例をご紹介するというものですので、その正確性や完全性等について保証するものではありません。 実際の投資はお客様のご判断・ご責任で行って頂くものであり、当社は、お客様の投資におけるいかなる利益も保証するものではなく、また、お客様の投資によるいかなる損害に対しても補償を行うものでもありません。 本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

このページのトップへ