第一三共は決算発表を受けて株価が上げ幅を広げる場面も

3月決算企業の本決算発表集計

今週から3月決算企業の本決算発表がスタートしています。23日にオービック（4684）やニデック（6594）などが決算を発表したほか、24日には日立建機（6305）やファナック（6954）などが決算を発表しています。また、25日も第一三共（4568）や信越化学工業（4063）、富士通（6702）、日野自動車（7205）、小糸製作所（7276）、ディスコ（6146）、キーエンス（6861）などが決算を発表しました。

そのなかで決算発表を受けて株価を上げたのが第一三共です。主力の抗がん剤「エンハーツ」の伸びが見込まれることなどから2025年3月期の営業利益が前期比8.7％増となる見通しを公表しコンセンサス予想を上回ったほか、自社株買いを発表したこともあり決算発表直後に株価が上げ幅を広げる場面がありました。一方でファナックは2025年3月期の営業利益が前期比で14.7％減となる見通しを示したことで株価が大幅安となっています。

3月決算企業の本決算発表集計（4月23日-25日発表分）はこちらからチェック

もう一つのヒント

30日の決算発表スケジュール

3月決算企業の本決算発表が今週からスタートしています。来週は大型連休の谷間で決算を発表する企業もやや減りますが、それでも30日はまだ比較的多くの企業が決算を発表する予定で、ZOZO（3092）やLIXIL（5938）、JR東日本（9020）、JR東海（9022）、関西電力（9503）などが決算発表を予定しています。

決算発表スケジュール（4月30日）はこちらからチェック

金山敏之「投資のヒント」マネックス証券株式会社

マネックス証券シニア・マーケットアナリスト金山敏之が、日々のニュースの中から、銘柄選びのお手伝いをします。

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