アドバンテスト<6857>7/30第1四半期決算発表。7/10に「7,030円」をつけ年初来高値を更新し、現在も上昇中…決算発表で再び年初来高値の可能性は?
7/30に第1四半期決算発表を迎えたアドバンテスト<6857>。19年以前までは、2,000円台手前で横這いの推移に留まっていましたが、19年から徐々に上昇を開始し、1月には6,000円台まで上昇しました。
その後のコロナ・ショックを受け3,000円台まで下げたものの、再度上昇し7/10に「7,030円」をつけ年初来高値を更新しました。直近はいったん軟調に転じていますが、まだ高値圏を維持しています。
そのような中、第1四半期決算を迎えた同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
アドバンテスト<6857>の第1四半期決算前後の株価動向は?
同社は、2019年から好調に推移し、長期的の上昇トレンドにあります。25日、75日移動平均線の両線ともに力強い右肩上がりを描いており、現在の同社株価は、その線の上に位置し続けています。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(7月中旬~8月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が7回、下落傾向が13回見られます。この数字を見る限り、下落傾向があると考えられるでしょう。
また、変動幅に注目すると、2019年は大きく上昇しましたが、その他の期間は約10~20%の幅で推移しています。このデータを見る限り、同社の株価は大きく変動しやすい傾向があると考えられます。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
アドバンテスト<6857>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:7,910円
下値目安:5,900円
※2020年7/17終値6,700円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約18.1%、下落幅は約11.9%と考えられます。よって、上値は「7,910円」、下値は「5,900円」が目標株価と考えられるでしょう。この数字を見ても、変動幅が大きいことが分かります。
現在同社の株価は好調なだけに、ここからの上昇を期待したいところですが、データ分析の結果は下落傾向があるので、大きな下落リスクを考慮しながら売買するのが良いでしょう。
このように、一見好調に見える株価でも、過去の動向を調べることで、全く違う側面から考えることができます。そうすることで、これまで見えていなかった側面が見え、あなたの投資スタンスがより精度の高いものになるのではないでしょうか。ぜひ、このような情報もご参考に、あなたの投資スタンスを決めてみましょう。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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