アムンディ・ヨーロッパ通信~ユーロ圏は外需減速で下方修正(IMF経済見通し)

2018/10/12

ユーロ圏は主要国中心に下方修正

IMFが8日に発表した世界経済見通しによると、18、19年の世界の実質GDP成長率はいずれも+3.7%でした。7月時点の見通しに対し、双方0.2ポイント下方修正されました。先進国は18年は据え置き、19年は0.1ポイント下方修正、新興国は同じく0.2ポイント、0.4ポイントのいずれも下方修正でした。先進国のうち、ユーロ圏はそれぞれ+2.0%、+1.9%と、18年は0.2ポイント下方修正、19年は据え置きでした。ユーロ圏主要国では、18年はドイツが0.3ポイント、フランスが0.2ポイントのいずれも下方修正でした。イタリアは据え置きでした。

貿易摩擦激化の影響を警戒

今回の予想は、世界経済は基本的に着実な景気拡大を維持しているとする一方で、米国の通商政策からくる対中を中心とした貿易摩擦の激化が経済活動を滞らせるリスクが考慮されました。ユーロ圏は外需依存度が32%(17年)と、日米のそれぞれ15%、12%と比べると高く、影響は比較的大きくなります。一方、雇用環境改善で内需は好調と予想されています。

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