西松屋<7545>長期の上昇トレンドのまま7月に高値更新するも、直近は上下しながら下落し軟調に推移中…決算発表で株価どうなる?

2023/10/14

 

9/27に第2四半期決算発表を迎えた西松屋チェーン<7545>。2022年年末から上昇トレンドが続いていましたが、今年7月下旬の高値更新後は上下を繰り返しながら下落しています。

この下落により75日移動平均線を下抜けし、25日移動平均線も下抜けを目前にした水準まで下落しています。また200日移動平均線も株価に近づいていることから、直近は軟調に推移中です。

そのような中、 先月下旬に決算発表を迎えた同社ですが、10月中旬に向けどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

西松屋チェーン<7545>の第2四半期決算前後の株価動向は?


同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(9月下旬~10月中旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が17回、下落傾向が6回見られます。この数字を見る限り、明確に上昇傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて8回見られます。そのうち7回は上昇時に見られます。また、上昇時には20%以上、30%以上の変動も見られます。下落時は最大でも10%程度です。

対して、5%以内の変動は、上下合わせて12回見られます。ここから同社の株価は、小幅変動か大幅変動のように、比較的極端な値動きをすると予測されます。

これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として、明確に上昇傾向があるものの、小幅に変動するときと大きく変動するときの差が大きいので、ややつかみにくい動きをするでしょう。

上昇時は5%以上動く場合は、方向感に加速が付き、そのまま10%、15%、20%と上昇の水準が段階的に変化するでしょう。

反対に下落時は、それほど大きく変動する傾向はないものの、ややバラバラな動きをしているので、目安をつかにみにくいかもしれません。

よって、上昇時の5%をこえる動きが見られるとき以外は、全体的に値動きを掴むのが難しいことを想定しておくと良いでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

西松屋チェーン<7545>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:1,787円
下値目安:1,541円

※9/20終値1,630円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約9.6%、下落幅は約5.4%と考えられます。よって、上値は「1,787円」、下値は「1,541円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達場合は、7/24に付けた年初来高値1,771円を上抜けします。直近は軟調に推移していましたが、これをきっかけに再上昇することが想定されるでしょう。

しかし、同社の株価は傾向的に短期的な上下を繰り返しています。この上昇により、その上下の幅が更に大きくなると、値動きを掴むのが難しくなると考えられます。

そうなると、短期的に見て思った方向に株価が動かないなどの現象が起きやすくなるので、注意が必要になるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、株価の下位にある200日移動平均線を下抜けするうえ、200日移動平均線から5%ほどマイナス乖離します。

万が一200日移動平均線を下抜けすると、そこからの下値の抵抗線がなく、下げ止まるきっかけがなくなくなります。そうなると、そのままズルズルと下落するリスクが高まるでしょう。

なお、短期的に上下していることから、再上昇を期待したいところですが、こうなるとこれまでのトレンドが変わり、下落トレンドが加速するかもしれません。

このように同社は、年初来高値を再度更新する可能性があるものの、これまでの推移を考慮すると、そのまま順調に上昇する可能性は低いでしょう。

また下落した場合は、トレンドの転換になる可能性が高く、下落リスクが高まると考えられます。

これまでは最大10%程度の下落にとどまっていましたが、もし下落した場合は、過去の最大下落幅を更新することも予測しておいたほうが良いかもしれません。

これらを考慮すると、なかなか難しい展開が続くことが想定されますので、方向感が決まるまで様子見をするのが良いでしょう。

特に下落時は、200日移動平均線を下抜けし抵抗線がなくなりますので、ムリに仕掛けようとせず、良い展開になるまで待つことが必要でしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/10/11時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) ー高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)ー

トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。

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