任天堂<7974>3月の年初来高値更新後は失速し、5月以降は方向感なく上下しながら横ばいに推移中…年末に向け株価どうなる?

2022/11/28

 

11/8に第2四半期決算発表を迎えたばかりの任天堂<7974>。今年は5,000円台から始まった同社株価ですが、3/29に年初来高値6,708円を更新しました。

しかし、その後は失速し、5月以降5,500円から6,300円台の間を推移中です。直近も、決算発表後の急落からも上昇し、下落前水準に戻りつつあるものの、方向感が定まらない展開が続いています。

このよう同社ですが、ここから年末に向けてどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

任天堂<7974>の12月の傾向は?


同社の株価は、12月(12月上旬~1月上旬)に、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:任天堂<7974>の12月の傾向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が12回、下落傾向が10回見られます。この数字を見る限り、厳しめに見ると均衡、緩めに見ると、やや少々傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて8回あります。そのうち下落時は5回あります。5%以内の変動は、6回あります。

なお、10回の下落時のうち、5回は10%以上の下落で、3回が5%以内の下落です。ここから、下落時は、やや大きな下落幅になる可能性があると考えられるでしょう。

反対に、上昇時は12回のうち10%以上になったのは3回にとどまっています。それ以外は、10%近い上昇もあるものの、小幅な上昇にとどまっています。

これらを考慮すると、同社はこの時期に、均衡もしくは、やや上昇しやすい傾向はあるものの、下落時は変動幅が大きくなることには注意が必要でしょう。

では、同社の株価は、この12月にどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

任天堂<7974>年末の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:6,378円
下値目安:5,358円

※11/21終値5,887円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約8.3%、下落幅は約8.9%と考えられます。よって、上値は「6,378円」、下値は「5,358円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安をつけた場合は、年初来高値6,708円(3/29)には届きませんが、9月以来の高値に到達します。

もし、そのまま同水準を維持することができれば、直近に右肩下がりになっていた25日移動平均線や、横ばいになっている75日移動平均線が上向くことになります。

そうなると、日本株全体が上昇傾向にある12月の波に乗り、その後の上昇が期待できるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、年初来安値5,145円(1/14)には届きませんが、約10ヵ月ぶりの安値に到達します。そうなると、しばらくは軟調に推移するでしょう。

ポジティブに捉えると、長期的な視点では、このときを押し目のチャンスと考えることができるかもしれません。

しかしながら、すでに200日移動平均線を前後する水準にきていることもふまえると、更に一段下がることも十分に考えられます。

また、同社は下落時に比較的大きく下落する傾向もありますので、このときは慎重に動向を見ていく必要があるでしょう。

このように同社は、上方向と下方向のどちらに動くかで、今後の展開が全く分かれる分岐点に突入しています。

また、上昇時は良いですが、もし下方向に動き下落を開始すると、やや大幅な下落になる傾向があることから、ここから低迷する恐れがあります。

そのようなことを考慮すると、まだ方向感が出ていない状況ですので、方向感が出るまで様子見するのも選択肢の一つでしょう。

そして、この分岐点のどちらにいくかが分かったら、そのときの動向をふまえて、引き続き様子見をするか、売買のタイミングを見極めるか考えるのが良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/11/25時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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