SOMPO<8630>5月下旬からの上昇が続き今月上旬に年初来高値更新し高値圏を好調に推移中…決算発表で株価どうなる?
11/18に第2四半期決算発表を迎えたSOMPOホールディングス<8630>。2022年前半は4,600円から5,600円の範囲で大きく推移していました。
それから今年に入り、5月後半からの上昇により、一段上のおよそ6,000円前後での推移になりました。そして、その流れのまま、10月以降も上昇し、11月上旬には年初来高値を更新し高値圏を維持しています。
そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
SOMPOホールディングス<8630>の第2四半期決算前後の株価動向は?
同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(11月中旬~12月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
年数が少ないので、あくまでも参考データにはなりますが、2010年から2021年の株価の推移では、上昇傾向が5回、下落傾向が7回見られます。この数字を見る限り、この時期はやや下落傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて4回あります。ただし、最大でも15%にとどまっています。
対して、5%以内の変動は、上下合わせて7回見られます。そのうち6回は、下落時に発生しています。
これを考慮すると、この時期の同社の株価は、全体的にやや下落傾向があり、小幅に変動する可能性が高いと考えられるでしょう。
反対に、もし上昇する場合は、変動幅がやや大きくなる可能性があります。そういった意味では、上昇時と下落時では、傾向が違うと考えておくと良いでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
SOMPOホールディングス<8630>の目標株価は?
年数が少ないので、こちらも参考データにはなりますが、データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:6,900円
下値目安:6,005円
※11/10終値6,259円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約10.2%、下落幅は約4.0%と考えられます。よって、上値は「6,900円」、下値は「6,005円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、直近に更新した年初来高値を再度更新します。そこで、更に上昇を期待したいところですが、そのときの上昇率は10%近いものになります。
そうなると、直近の過熱感が更に高まることで、調整局面での変動幅が大きくなる可能性が高まるでしょう。もし、上昇した場合は、少々値動きが大きくなることを想定すると良いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、25日移動平均線の下に位置する75日移動平均線付近に到達します。
これにより、直近まで続いていた上昇は、いったん落ち着くと考えられます。25日移動平均線が、75日移動平均線を下抜けするような下落にはなりませんが、再上昇まで横ばいでの推移が想定されます。
横ばいに推移すると、方向感がつかみにくいので、売買のタイミングを間違えると、小幅な含み損を長く抱えることにもつながりかねません。
もし、このような状態になった場合は、短期売買で利益を狙うのは難しいので、慎重に売買のタイミングを見極めていくのが良いでしょう。
このように同社は、これまで順調に株価が上昇してきましたが、ここにきて過熱感もピークになりそうなところにきています。
更に上昇を期待したいところですが、ここでいったん調整局面を迎えることを、大まかには想定しておくのが良いでしょう。
そして、そのときは上昇時でも下落時でも方向感がつかみにくい状態になりますので、カンタンに売買のタイミングを決めることなく、難しい場合は売買しないことも選択肢にいれながら、慎重に見ていくのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2022/11/16時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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