タマホーム<1419>11月末権利確定日予定…年始の年初来高値更新から上昇前水準に戻り上下しながら、直近は再上昇中…権利確定で株価どうなる?

2022/11/22

 

11月末日の配当と株主優待の権利確定日を予定しているタマホーム<1419>。人気の配当と優待銘柄は、確定日が近づくと権利獲得に向けた買いなどが集まり、株価が変動しやすい傾向があります。

同社の株価は、年始2,300円台から始まり、その直後1/17には2,879円年初来高値を更新しました。しかし、その後は急降下して上昇前の水準に戻りました。そして、そこから直近は、再上昇を見せています。

そのよう中、同社は今月末に権利確定日を迎えます。これから株価はどのように推移する可能性があるのでしょうか?

 

タマホーム<1419>の優待権利確定前後の株価動向は?


では、権利日前後10日間(11月下旬~12月初旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:タマホーム<1419>の優待権利確定前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

年数が少ないので、あくまでも参考のデータにはなりますが、2013年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が4回、下落傾向が5回見られます。この数字を見る限り、ほぼ均衡もしくは、やや下落傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、過去に1度もありません。5%以内の変動は、8回見られます。

これらを考慮すると、同社の株価は、この時期にやや均衡か、下落傾向がはありますが、株価があまり変動しないと考えられるでしょう。

年数が少ないと、比較的株価が安定しないことが多くありますが、同社は他社とは違い、株価が安定傾向にあるのかもしれません。

では、同社の株価は、権利確定前後の期間でどれくらいの範囲で株価が推移してきたのでしょうか?

 

タマホーム<1419>の権利確定後の株価は?


こちらも年数が少ない中での分析なので参考値になりますが、データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【予想変動幅(率)】-3.78%~2.67%

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約2.6%、下落幅は約3.7%と考えられます。現在の株価(11/18終値2,453円)で計算すると、「2,360円~2,518円」の範囲で変動すると考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、それほど大きな上昇ではありませんが、直近の上昇が、そのまま継続されると考えられるでしょう。

また、この動きが継続すると、今年7月以来の2,500円到達になります。そこから、現在最も下に位置する25日移動平均線が、75日・200日移動平均線を上抜けしてくると、更に上昇を期待できるでしょう。

ただし、現状の25日移動平均線と株価の乖離率は10%未満ですが、これが10%を超えてくると、調整局面に入ることが予測されます。この点は念頭においておきましょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、25日移動平均線を下抜けはしないものの、付近まで下落することになります。そうなると、下向きの勢いが強まると考えられるでしょう。

その後の動向次第では緩やかに下落し、2/24につけている年初来安値2,170円が意識される展開も考えられます。

例年の傾向では、小幅下落が想定されますが、まだデータ分析の年数が少ないので、ここで新たな傾向が発生する可能性も十分に考えられます。

もし、下落方向に株価が動いた場合は、上記の分析結果は、あくまでも目安として、それよりも大きな下落の可能性もあることを十分に考慮しておきましょう。

このように同社は、比較的この時期に株価が安定している傾向があるものの、まだデータ分析の期間が短いこともあり、新たな展開になることも考えられます。

上方向に動く場合は、楽観的に見て良い部分もありますが、下方向へ動く場合は、やや悲観的に見ておいたほうがリスク管理の視点から安全でしょう。

そういった意味では、繰り返しになりますが、こちらのデータ分析の結果は、あくまでも一つの目安として、これらの目安を上回ることを想定しながら、動向を見ていくと良いでしょう。

また、少ない期間ではありますが、データ分析の結果を見る限り、この時期は株価の変動が小さいので、短期売買するのは、なかなか難しいかもしれません。

あくまでも、まだ傾向が定まっていないことを前提にしながら、慎重に株価の動向を見ていきましょう。

ぜひこのような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/11/21時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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