アスクル<2678>8月に年初来安値を更新するも、そこから短期的な上昇トレンドに突入中…決算発表で株価上昇の可能性は?

2021/09/15

 

9/16に第1四半期決算発表を迎えるアスクル<2678>。同社は、3月末に年初来高値2,132円をつけたものの、そこから軟調に推移し、8/19には年初来安値1,517円まで下落しました。

しかし、そこから短期的上昇トレンドを迎え、1,700円台まで回復しています。25日移動平均線がようやく上向きになり、ここからの上昇に期待したいところです。

そのような中、第1四半期決算を迎える同社ですが、ここからどのように推移する可能性があるのでしょうか?

 

アスクル<2678>の第1四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(9月上旬~10月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:アスクル<2678>の第1四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2001年から2020年の株価の推移では、上昇傾向が12回、下落傾向が8回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向がある考えられます。

変動幅を見ると、上昇時は、12回中6回が10%以上の上昇を見せています、その中でも、5回は15%以上の上昇が見られます。

反対に下落時は、2019年と2020年の下落を除くと、小幅下落にとどまっています。ただし、直近2年が比較的大きな下落であることは気がかりです。

よって、同社はこの時期に、やや上昇傾向が見られるものの、下落時の傾向にばらつきがあるので、下落時はやや警戒が必要でしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

アスクル<2678>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:1,914円
下値目安:1,635円

※9/6終値1,709円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約12.0%、下落幅は約4.3%と考えられます。よって、上値は「1,914円」、下値は「1,635円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、現在よりも一段上の位置での推移となり、3ヵ月ぶりの高値を付けることになります。

ただし、そのときは短期的な上昇による過熱感から、一時的な反落の可能性には十分に注意が必要でしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、現在下位に位置している25日移動平均線付近に到達します。そうなると、短期的な上昇トレンドが終わるかもしれません。

そのまま大きな下落になることは想定しにくいですが、しばらくもみ合いが続き、その後の方向感がでるまで、少々時間を要するでしょう。

このように同社は、直近から続く短期的な上昇トレンドが継続するかの分岐点にいると考えられます。もし、ここから下落するようであれば再び軟調に推移し、抜ければ過熱感はあるものの継続するでしょう。

そういった意味では、株価がどちらに動くか分からないところですので、どちらか一方に動くことを考えず、どちらにも動くことを想定したほうが良いでしょう。

また、もし判断が難しいと感じたときは、無理に売買せず、方向感が定まってかた投資の判断するのも良いかもしれません。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2021/9/13時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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