サンドラッグ<9989>11/11第2四半期決算発表。直近も年初来高値を更新し、高値圏を推移中…再び年初来高値更新の可能性は?
11/11に第2四半期決算発表を迎えるサンドラッグ<9989>。しばらく横這いに近い期間がありましたが、夏場より上昇を開始し、直近に年初来高値を更新するなど、高値圏を推移しています。
そのような中、第2四半期決算発表を迎えた同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
サンドラッグ<9989>の第2四半期決算前後の株価動向は?
同社は、上昇する75日移動平均線に対し、直近の上値を探る展開の中で、25日線が横這いでの動きとなっており、両線の間が狭まりつつあり、これから新しい展開がありそうな雰囲気もあります。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(10月下旬~11月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が9回、下落傾向が8回、変わらずが3回見られます。この数字を見る限り、ほぼ均衡していると考えて良いでしょう。
変動幅を見ると、10%以上変動したのが7回あります。それ以外は10%未満での値動きに留まっています。これを考慮すると、上下は均衡しているものの、いずれの場合も大きく変動があることを想定したほうが良いかもしれません。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
サンドラッグ<9989>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:4,250円
下値目安:3,475円
※10/30終値3,875円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約9.6%、下落幅は約10.3%と考えられます。よって、上値は「4,250円」、下値は「3,475円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、上値の目安に到達した場合は、直近の年初来高値4,280円には到達しないので、やや上昇の勢いが落ち着くかもしれません。仮に、この目安をこえる場合は、新しい展開が見込めるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、25日、75日移動平均線から大きくマイナス乖離します。これは、上昇前の6~7月の水準に戻ることになります。そうなったときは、しばらく低迷する可能性があるでしょう。
このように、同社は現在好調ではあるのですが、過去に大きく下落したことを考慮すると、下落時のリスクが大きいように考えられます。特に現在は、もし大きく下落した場合は、好調に推移する前の水準に戻る可能性もあります。
以上をふまえると、同社はさらに上昇することを期待するのではなく、下落リスクを意識して売買するのが良いでしょう。または、リスクを回避し、様子見するのも一つの選択肢でしょう。
ぜひ、このような情報をもとにあなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/11/10時点に執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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