ゼンショーHD<7550>株主優待9月末権利確定。第1四半期決算から上昇しコロナ・ショック以前の株価水準に回復…権利確定日に向けもっと上昇する可能性は?
8/7に第1四半期決算発表を通過したゼンショーホールディングス<7550>。第1四半期決算発表前は7/31につけた安値「1,886円」から反発を続け、ようやくコロナ・ショック以前の株価水準2,500円台を回復しました。
そのような中、「株主優待」の権利確定の9月末を迎えます。株主優待で人気の銘柄は、これを狙った買いが入ることで、株価に動きが見られます。同社はこの株主優待の権利確定前後で、株価はどのように推移するのでしょうか?
ゼンショーホールディングス<7550>の優待権利確定前後の株価動向は?
同社は、コロナ・ショックから上下を繰り返しながら反発を続け、直近でようやくコロナ以前の水準を回復してきました。
では、権利日前後10日間(9月下旬~10月初旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇は3回、下落17回見られます。この数字を見る限り、権利確定後の株価は下落傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、上下ともにそれほど大きな変動がないことが確認できます。一度だけ10%以上の下落がありましたが、それ以外は小幅の変動にとどまっています。
これをふまえると、大きく下落する可能性があることには注意が必要ですが、株主優待権利確定日前後で大きく株価が変動する可能性は小さいでしょう。
ゼンショーホールディングス<7550>の権利確定後の株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【予想変動幅(率)】-4.2%~3.1%
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約3.1%、下落幅は約4.2%と考えられます。よって、現在の株価(9/18終値2,566円)で計算した場合、権利確定後には、おおよそ「2,457円~2,647円」の範囲で変動する可能性があります。
現在、同社の株価は、コロナ・ショック以前の株価水準2,500円台を回復し、75日移動平均線を急な角度で25日移動平均線が上抜けしています。
以上をふまえると、直近の3年間は権利確定日前後で下落していることが気になりますが、上昇を期待できるかもしれません。しかし、これまでも小幅な上昇にとどまっていることから、過度な期待はせずにあなたの投資スタンスを決めると良いかもしれません。
このように、株主優待銘柄もデータ分析することで、買いどきや売りどきを戦略的に考えることができます。ぜひ、このような株価動向を掴んで、あなたの投資スタンスを判断してはいかがでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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