なぜ、9月の株式市場は「6つの業種」しか上昇しないのか?

2020/09/19

 

「この銘柄は上がる!だから、今が買いのチャンスだ!」と思って買ったのに、買った直後に下落し「いつ損切りすれば良いのだろう」という経験をしたことはありますか?

反対に、「この銘柄は下がるから、今が利益確定のチャンスだ!」と思って売却したのに、そのあと株価が上昇するという経験をしたことはありますか?

この9月はそのようなことが起きやすい月でもあります。なぜ、そのようなことが起きてしまうのでしょうか?今回は、「なぜ、9月の株式市場は【6つの業種】しか上昇しないのか?」を考えながら、その理由を解説します。

 

なぜ、9月は「6つの業種」しか上昇しないのか?


このグラフは、9月の月初に各業種の全てを買い付け、月末に売却したときの結果を表したものです。もし、月初に買い付けた株式が、月末に上昇していれば、それは利益になります。反対に、下落していれば、それは損失になります。

これを見ることで、その月に「上昇しやすい業種」と「下落しやすい業種」を把握することができます。その結果が、このグラフです。

シナジスタ:9月業種別動向
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

このグラフを見ると一目瞭然ですが、9月は、36業種中30業種が下がりやい傾向にあります。反対に上がりやすい傾向のある業種は「6業種」しかありません。

つまり、この9月は上がりやすい銘柄を探すのは、難しい株式市場であると考えられます。もちろん、これは個別銘柄ではないので、個別に見たら違った結果が出るでしょう。

しかし、この中で見逃してはいけないのは「6業種は上昇傾向」の結果です。違った視点で見ると、その「6業種」を把握していれば、決して悲観的な市場ではないと言えるでしょう。

通常、こういった情報はファンダメンタルなどから把握することが多いかもしれません。ただし、それはよほどの専門家でない限り、非常に難しいと考えられます。

だから「なぜ、この業種が上昇傾向にあるのか?」と考えるよりも、私たち個人投資家は、このようなデータ分析を使って「株価の傾向を把握」するほうが、利益を狙いやすいでしょう。

 

9月に上昇しやすい業種~TOP3~


では、その上昇傾向のある「6つの業種」は、具体的にどのような業種なのでしょうか。以下は、その中で上昇しやすい業種のトップ3です。

1位:鉱業
2位:医薬品
3位:鉄道・バス

ただし、注意点があります。それは上昇幅がそれほど大きくないことです。1位の鉱業でも7.5%前後の上昇にとどまっています。2位以下も、それに準じる上昇幅にとどまっています。

つまり、上昇しやすいといっても大きく上昇するわけではないことが分かります。これをふまえると、小さな利益を狙いにいく戦略が良いかもしれません。

例えば、「5%前後まで上昇したら利益確定し、次の銘柄を買い付ける」など、何らかの投資基準に沿って、売買するのが良いでしょう。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

 

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