6/30に本決算発表を迎えるウェザーニューズ＜4825＞。コロナ・ショック直前までは、4,000円の手前を推移していましたが、その後コロナ・ショックにより2,700円台まで下落。

しかし、その後年初来高値を更新し、現在は軟調に推移し、3,000円台後半に位置しています。そのような中、今日、決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか？

ウェザーニューズ＜4825＞の本決算前後の株価動向は？

昨年は、およそ3,400円を前後しての横這いの推移をしていましたが、年明けより急上昇し、1/29には「3,975円」の高値をつけました。その後コロナ・ショックにより下落しましたが、5/19には年初来高値「3,990円」まで上昇しています。そして、直近では調整が入り3,600円から3,800円の間を推移し、方向性に乏しい展開となっています。

では、決算を挟んだ1ヶ月間（6月中旬～7月中旬）で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか？そのデータ分析の結果がこちらです。

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2001年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が8回見られます。この数字を見る限り、上昇落傾向があると考えられるでしょう。ただし、直近4年は下落傾向が続いていることは、やや気になります。

株価の変動幅に注目すると、上昇も下落も5％未満の推移は4回だけで、それ以外は5％を超える動きが見られます。中でも、上昇時は10～20％を推移する年が6回見られます。

このデータを見る限り、決算発表によって株価が大きく変動する可能性があると考えられます。では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか？

ウェザーニューズ＜4825＞の目標株価は？

データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安：4,210円
下値目安：3,580円
※2020年6/18終値3,815円を基準に計算

これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約10.4％、下落幅は約6.1％と考えられます。よって、上値は「4,210円」、下値が「3,580円」が目標株価と考えられるでしょう。

なお、同社の直近の動きを見ると、やや調整の動きが見られます。例年、株価が大きく上昇する動きが見られますが、また直近4年の下落傾向もふまえると、上値よりも下値への到達に注目したほうが良いかもしれません。

現在、75日移動平均線は横這いでの推移しています。もし、この向きに変化が出たときは、新たなトレンドになる可能性が発生する可能性があります。そういった意味では、この決算は一つのポイントになるかもしれません。

そういった意味では、同社は全体の動向に惑わされることなく、直近の動きも踏まえながら、あなたの投資スタンスを決めるのが良いかもしれません。

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この記事を書いている人

高橋 佑輔（たかはし ゆうすけ）
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook（電子書籍）『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。

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