今週の注目レポート (6月7日)

2019/06/10

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●サトーホールディングス(6287)【 2+→2+】
「20/3期は5期ぶりに7%超の営業利益率を回復する見込み」
19/3期は売上1,161億円(前期比2%増)、営業利益76億円(同23%増)。計画に対し海外の自動認識ソリューションが未達の一方、国内が好調で計画を超過達成したことで、全体ではほぼ想定線で着地。海外は米州のベース事業が停滞を抜けておらず課題を残したが、国内の事業環境は構造的にも良好であることを窺わせる内容とTIWでは捉えている。今20/3期は5期ぶりに7%超の営業利益率回復を見込む。
予想ROE:8.7% PBR:1.7倍、来期予想PER:16.0倍、来期予想EPS成長率:18%
株価(6/7終値):2,719円 Fモデルによる理論株価:2,256円(6月3日by服部隆生)

●プロトコーポレーション(4298)【 1→1】
「新車領域が伸長、整備領域開拓も着実に進む、20/3期は連続で増益を計画」
19/3期の営業利益は前期比24.2%増となった。紙媒体減少の一方で、「MOTOR GATE」取引社数の増加、「グーピット(整備工場検索サイト)」有料掲載工場数の大幅増、「Dataline SalesGuide(新車商談ツール)」の販売好調による単体の粗利益増加やグループ会社の体質改善進展などから2桁増益。20/3期は19/3期比7.7%営業増益を計画。
予想ROE:11.7% PBR:1.3倍、来期予想PER:10.2倍、来期予想EPS成長率:9%
株価(6/7終値):1,881円 Fモデルによる理論株価:2,742円(6月6日by高田悟)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

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独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。

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