日本国土開発<1887>夏場から上昇トレンドに入り高値更新するも失速し、直近は急降下し600円割れで推移中…決算発表で株価どうなる?

2023/10/19

 

10/16に第1四半期決算発表を迎えた日本国土開発<1887>。年初に531円で年初来安値をつけて以降、上下を繰り返しながらも夏場に上昇し、9/29には年初来高値686円をつけました。

しかしその後は失速し630円付近を推移しました。そして、そこから一気に急降下し直近は600円を割るなど、なかなか株価が安定せず、掴みどころのない動きをしています。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

日本国土開発<1887>の第1四半期決算前後の株価動向は?


同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(10月上旬~11月初旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

日本国土開発<1887>の第1四半期決算前後の株価動向|シナジスタ

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

再上場により年数が少ないので、あくまでも参考情報ではありますが。2019年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が1回、下落傾向が3回見られます。この数字を見る限り、下落傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて2回見られます。2022年もほぼ10%であることを考慮すると、2021年の小幅下落を除き、他は大きく変動していることが分かります。

これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として、下落傾向があり、変動幅も10%程度と比較的大きく変動する可能性が高いでしょう。

また、年数が少ないので参考情報という前提の通り、再上場から期間が間もないこともあり、まだ株価が安定していないと見受けられます。このあたりも考慮しながら、今年も動向を見ていくと良いでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

日本国土開発<1887>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:730円
下値目安:592円

※10/5終値637円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約14.6%、下落幅は約7.0%と考えられます。よって、上値は「730円」、下値は「592円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、現在推移している変動幅を大きく上抜けし、年初来高値を更新します。

こうなると、これまでよりも一段高い値動きになりますが、高値更新後の利益確定売りに押される可能性が高いと考えられます。

また、出来高が少ないので、他の銘柄ではあまり動かなさそうな売買でも大きく株価が変動する恐れもあります。もし、上昇してもこのような変動があることは想定しておきましょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、下位に位置している200日移動平均線付近まで下落します。

夏場以降上昇トレンドを形成していた各移動平均線ですが、低迷が長引いた場合には、上位の移動平均線が下位の移動平均線を下抜けしていき、トレンドが転換するかもしれません。

また、下落時も上昇時と同様に大きく株価が変動する恐れがあります。まだ不安定な株価なうえに、トレンドが転換すると想像以上のリスクを伴うことも想定されるでしょう。いずれにしても、下落時はより注意が必要です。

このように同社は、再上場から年数が少ないこともあり、まだ株価に安定性が見られません。その影響で、株価の変動幅が大きく、上下に変動することも想定されます。

そのような背景がありますので、もし売買するならば、値動きが荒く上下することを念頭に置きながら戦略を構築するのが良いでしょう。

もしくは、短期売買の視点は捨て、あくまでも長期投資で考え、細かい値動きには目を向けないようにするのも戦略の一つでしょう。

このように、株価が不安定なだけに、なかなかこの方向性が良いという戦略がないのが現状です。そういった意味では、あくまでもハイリスク・ハイリターン型の銘柄のような位置づけで見ていくのが良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/10/18時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) ー高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)ー

トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。

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