七十七銀行<8341>昨年からの上昇を維持したまま年初来高値を更新し高値圏を維持するも、直近はもみ合い中…決算発表で株価どうなる?

2023/01/26

 

1/27に第3四半期決算発表を迎える七十七銀行<8341>。昨年は年末にかけて大きく上昇し、直近1/13には年初来高値を更新しました。

その後は調整局面に入りもみ合いが続いているものの、依然として2,000円台を維持し高値圏を推移しています。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

七十七銀行<8341>の第3四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(1月中旬~2月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:七十七銀行<8341>の第3四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が11回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向がほぼ均衡していると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて6回あります。ただし、下落時に4回見られ20%以上の下落が2回あります。上昇時の2回は15~20%程度まで上昇しています。

それに対して、5%以内の変動は、変わらずも含めると上下合わせて13回見られます。上昇時が7回、変わらずが1回、下落時が5回です。ここも全体の傾向通り、ほぼ均衡と読み取れます。

これらを考慮すると、同社の株価は、この時期に全体として上昇傾向と下落傾向が均衡していますが、変動幅は比較的小幅にとどまる確率が高いでしょう。

しかし、10%以上の下落が発生した場合は、20%以上下落するなど、大幅下落になる傾向が見られます。もし、10%まで下落した場合は、大幅下落を想定しておくと良いでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

七十七銀行<8341>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:2,357円
下値目安:2,003円

※1/16終値2,209円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.7%、下落幅は約9.3%と考えられます。よって、上値は「2,357円」、下値は「2,003円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、直近付けた年初来高値には届きませんが、現在の調整を抜け、再度上昇します。

移動平均線を見ても、各移動平均線が上向き、200日移動平均線の上に75日線、75日線の上に25日線があり、短期的な上昇トレンドを迎えています。

このような背景もありますので、引き続き再度高値更新を狙う展開が続くと期待できるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、25日移動平均線を下抜けし、75日移動平均線に一気に近づきます。しかし、75日移動平均線を下抜けしないこともあり、同価格帯で様子見姿勢が強まり、横ばいに推移するでしょう。

ただし、もし75日移動平均線に更に接近する動きが出た場合、そのまま下落方向に動き始めることが想定されます。

そして、そのまま短期的な下落トレンドに突入する可能性があります。もしこのような動きが見られた場合は、注意が必要でしょう。

このように同社は、昨年11月からの上昇が続き調整局面に入るものの高値圏を推移中です。各移動平均線が順調に右肩上がりであることから、この調整局面を抜け、高値更新を期待したいところです。

ですが、全く反対のシナリオとして、もし下落した場合は、トレンドが転換し短期的な下落トレンドに入ることも想定されます。

全体の傾向を見る限り、10%の下落を超えると、そのままズルズルと下落する傾向が見られます。その点を考えると、直近の推移に関係なく、このまま下落することも想定されます。

そういった意味では、上昇一辺倒などと過度に考えることなく、下落の動きが見られた場合は、一気に下落することを想定して動向を見ていくのが良いでしょう。

直近は調整局面ということもあり、積極的に動くよりは、方向感が定まるまで、もう少々様子見するのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/1/25時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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