野村不動産<3231>昨年9月の年初来高値更新から下落トレンドに入り、直近も上値が重たく軟調に推移中…決算発表で株価どうなる?

2023/01/25

 

1/26に第3四半期決算発表を迎える野村不動産ホールディングス<3231>。昨年は長期の上昇トレンドに乗り9月に年初来安値を更新しました。

しかし、そこから失速し、今年もその流れを汲むように下落し、昨年末から一段低い位置に到達しました。現状を見る限り、昨年9月から下落トレンドに入り、直近も上値が重たく軟調に推移しています。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

野村不動産ホールディングス<3231>の第3四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(1月中旬~2月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:野村不動産ホールディングス<3231>の第3四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2007年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が7回、下落傾向が8回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向がほぼ均衡、もしくは厳し目に見るとやや下落傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上昇時のみ2回あります。そのうち2012年は15%以上の上昇です。下落時も、2018年に10%に近いものがありますが、10%には到達していません。

それに対して、5%以内の変動は、上下合わせて9回見られます。5回は下落時、4回は上昇時と、ここでの上昇傾向と下落傾向も、ほぼ均衡、もしくは厳し目に見てやや下落傾向と読み取れます。

これらを考慮すると、同社の株価は、この時期に上昇するか下落するかは、そのときになってみないと分からないものの、変動幅は比較的小幅にとどまる可能性が高いでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

野村不動産ホールディングス<3231>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:2,866円
下値目安:2,569円

※1/16終値2,694円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.3%、下落幅は約4.6%と考えられます。よって、上値は「2,866円」、下値は「2,569円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、現在の株価の上位に位置する25日移動平均線付近に届きます。ただし、これが直近の下落トレンドが転換するきっかけになるのは難しいでしょう。

上位に位置する75日移動平均線に、現状よりは接近するものの、まだ遠い位置にいます。ここから、上昇に向かって動き出すには、まだ時間を要すると考えられます。

反対に、下値の目安に到達した場合は、直近に更新した年初来安値に再び接近します。万が一、再び年初来安値を更新することになると、直近の下落トレンドが更に加速するでしょう。

2021年末には、2,400円台まで下がることもありました。もし、年初来安値を再び更新したときは、この付近まで下落するリスクを想定しておくと良いかもしれません。

このように同社は、直近の下落トレンドが続く中、上値は重たく、更に下落する可能性が十分に考えられる状況です。

例年のこの時期の傾向を見ても、均衡もしくは厳し目に見て、やや下落傾向があることを考慮すると、ここからは下落リスクに備えておくのが良いかもしれません。

小幅に変動する傾向は見られますが、10%には満たないものの、10%付近まで下落した年もありました。

もし、ここから下落方向へ動くことがあれば、10%付近まで下落、もしくはそれ以上の下落も想定しながら、動向を見ていくのが良いでしょう。

そういった意味でも、この下落トレンドが反転するまで様子見するのも選択肢の一つかと考えます。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/1/23時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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