富士通ゼネラル<6755>昨年からの上昇を維持したまま、今月から急上昇し年初来高値更新後も高値圏を推移中…決算発表で株価どうなる?

2023/01/24

 

1/25に第3四半期決算発表を迎える富士通ゼネラル<6755>。昨年前半は2,000円台前半を10%程度の変動幅で上下していましたが、後半の7月に入り徐々に上昇を開始しました。

その後は、緩やかに上昇を維持し年初来高値を更新しました。そこから調整局面を迎えるも、今月に入り、急上昇しています。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

富士通ゼネラル<6755>の第3四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(1月中旬~2月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:富士通ゼネラル<6755>の第3四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が12回見られます。この数字を見る限り、ほぼ均衡とも判断できますが、やや下落傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて6回あります。ただし、下落時に4回見られ15%以上の下落が2回あります。上昇時の2回は、いずれも20%前後まで上昇しています。

それに対して、5%以内の変動は、上下合わせて10回見られます。そのうち4回は下落時であることをふまえると、下落時は小幅に変動しにくいと考えられるでしょう。

これらを考慮すると、同社の株価は、この時期に全体としてやや下落傾向があります。比較的大きく下落する傾向があると読み取れるでしょう。

ただし、上昇時は大きく変動するときと小幅に変動するときの差が大きいので、もし上昇する場合は極端な変動があることを想定すると良いでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

富士通ゼネラル<6755>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:3,710円
下値目安:3,200円

※1/13終値3,455円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約7.3%、下落幅は約7.2%と考えられます。よって、上値は「3,710円」、下値は「3,200円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、1/20に付けた年初来高値には届かないものの、引き続き高値圏を維持します。

しかし、25日・75日移動平均線との乖離率が10%程度になってしまいますので、過熱感により一時的な利益確定売りに押されることも想定されるでしょう。

このまま上昇を期待したいところですが、一時的な調整局面が入ることは念頭に置きながら、動向を見ていくのが良いでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、10月末の高値更新後の調整局面の価格帯付近まで下落します。

しかし、引き続き25日・75日移動平均線よりも上位を維持する可能性が高く、再びここを調整局面として、次の方向が出てくるでしょう。

ただし、その場合、上昇を期待したいところですが、この時期に全体としてやや下落傾向があり、比較的大きく下落する傾向があります。

それをふまえると、下落への調整局面の可能性もありますので、楽観的に見ることなく、厳し目に動向を見ていくのが良いでしょう。

このように同社は、直近の上昇で年初来高値を更新し、そのまま高値圏を維持しています。それに伴い、再度高値更新を期待したいところですが、これまでの傾向を見る限り、わずかに届かない状況になりそうです。

反対に、下落した場合は、25日・75日移動平均線の上位は維持するものの、この時期の下落傾向を考えると、そのまま維持できるかが分からない状況です。

そういった意味では、上昇時も下落時も、やや厳し目に状況を見て、常に下落リスクがあることを想定しておくと良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/1/23時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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