伊藤忠商事<8001>5月に急落するも以降は下げ止まり上下にボックス圏を推移中…決算発表で株価どうなる?

2022/11/06

 

11/4に第2四半期決算発表を迎えた伊藤忠商事<8001>。2020年のコロナ・ショック以降、上昇を続け今年も上昇が続き3/28には年初来高値4,249円を付けました。

その直後の5月には3,400円台まで急落しましたが、そこから更に下落することなく、現在までおよそ3,500円付近から4,000円付近のボックス圏を推移しています。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

伊藤忠商事<8001>の第2四半期決算前後の株価動向は?


同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(10月下旬~11月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:伊藤忠商事<8001>の第2四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移では、上昇傾向が15回、下落傾向が6回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、この時期は上昇傾向があると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて8回あります。その中には、15%以上の変動が上下合わせて3回、20%以上の下落が1回あります。対して、5%以内の変動は、上下合わせて9回あります。

これらを考慮すると、同社の株価はこの時期に、上昇する可能性が高く、変動も比較的大きくなる可能性が高いと読み取れるでしょう。

ただし、上昇時は、変わらずも含めると15回のうち7回が、5%以内の小幅変動です。大きく上昇する可能性と小幅変動の可能性が半々に近い確率です。

もし上昇するときは、小さく動くときは小さく動き、大きく動くときは動くことを想定しつつ、全体としては、比較的大きく動くことを考えておくと良いでしょう。

反対に下落時は、半々の確率で10%以上の比較的大きな下落になる可能性があります。下落するときも上昇と同じような変動幅になる可能性が高いと考えておくと良いでしょう。

そういった意味では、やや極端な動きをする傾向があるので、上昇時は良いですが、下落時は注意したほうが良いかもしれません。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

伊藤忠商事<8001>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:4,187円
下値目安:3,504円

※10/25終値3,908円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約7.1%、下落幅は約10.3%と考えられます。よって、上値は「4,187円」、下値は「3,504円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、4月以降なかなかこえることのできなかった節目となる4,000円台に届きます。

年初来高値更新には至りませんが、夏場から続くボックス圏を抜け出す可能性が出てきます。ただし、その裏側で難しいのが、日々小刻みに上下を繰り返している動きです。

他の銘柄のように、そのまま上昇トレンドになるような動きではなく、同社特有の動きの通り、続伸のような動きではなく、上下を繰り返す動きが継続されるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、9/30につけた直近の安値には届かないですが、そのまま下落方向への動きが続く可能性が高まります。

ここでも、上昇時のように続落の動きは想定しにくいですが、もし続落の動きをした場合は、ボックス圏を下抜けする動きに向かうでしょう。

このように同社は、この時期に全体として上昇傾向があるので、上昇を期待したいところですが、同社特有の上下する動きがあり、なかなか上下の判断が難しいところにあります。

それに加えて、小さく動くときは小さく動き、大きく動くときは大きく動く傾向があるので、その点も判断を難しくする要素です。

もし、あなたが短期売買で利益を狙おうとしているなら、全体的に上昇傾向があることは念頭に置かず、上昇しても下落しても、その動きが続くことなく、上下することを想定すると良いでしょう。

ある程度値動きがあるので、上手く売買のタイミングを見極めれば利益を狙えそうです。しかし、それにはシステムトレードのような明確な基準がないと、なかなか難しいかもしれません。

そういった意味では、同社は短期売買で利益を狙うよりも、長期的な視点で売買のタイミングを見極めたほうが良いとも考えられます。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/11/2時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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