JR東日本<9020>高値更新後も高値圏を維持し、再び年初来高値更新も射程圏に推移中…決算発表で株価どうなる?

2022/10/30

10/31に第2四半期決算発表を迎えるJR東日本<9020>。今年前半は7,000円を前後しながらボックス圏を推移していました。

そして、夏場以降徐々に上昇を開始し、9月から発生した上昇トレンドのまま10/18には8,280円を付け年初来高値を更新しました。直近は、調整局面を迎えつつも、依然として高値圏を推移中です。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

JR東日本<9020>の第2四半期決算前後の株価動向は?


同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(10月下旬~11月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:JR東日本<9020>の第2四半期決算前後の株価動向 

2000年から2021年の株価の推移では、上昇傾向が12回、下落傾向が10回見られます。この数字を見る限り、この時期はやや上昇傾向があると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、約10%のものを含め上下合わせて4回あります。ただし、4回のうち下落は2001年の下落時のみで、下落幅も15%程度にとどまっています。

それに対して、5%以内の変動は、上下合わせて15回あります。

これらを考慮すると、同社の株価はこの時期に、10%以上変動するときも見られるものの、上下に小幅変動する傾向があると考えられます。

ただし、上昇時は12回のうち7回が、約5%以上なので、下落時は5%以内の変動の確率が高く、上昇時は5%以上の変動になる確率が高いとも読み取れます。

よって、全体的に小幅に上下ではありますが、上昇時と下落時では変動に多少違いがあると念頭においておくと良いかもしれません。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

JR東日本<9020>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:8,420円
下値目安:7,622円

※10/21終値7,984円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約5.4%、下落幅は約4.5%と考えられます。よって、上値は「8,420円」、下値は「7,622円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安をつけた場合は、10/18に付けた年初来高値を再び更新します。そうなると、9月から発生している上昇トレンドが継続されるでしょう。

なお、これまでの上昇時は、いったん調整が入りますが、25日移動平均線が抵抗線として機能し、そこから反発し、再上昇する動きをしています。

直近もいったん25日移動平均線に近づいていることから、ここから25日移動平均線が抵抗線として機能するかがポイントでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、下値の抵抗線として考えられる25日移動平均線をやや下抜けします。

もし、そのまま下抜けを維持し低迷が続くと、9月以降の流れが変わりトレンドが転換する可能性が出てくるでしょう。

まだ、75日・200日移動平均線に到達するには開きがありますが、もし低迷が続いた場合は、200日移動平均線が推移している9月の上昇以前の水準7,000円付近まで下落する可能性も出てきます。

順調に株価が上昇してきているだけに、なかなか読みにくい展開かもしれませんが、25日移動平均線が抵抗線として機能せず下抜けしてくると、このような展開も想定されるでしょう。

このように同社は、9月以降順調に上昇を続けてきましたが、ちょうど今、ここから再上昇し年初来高値をもう一度更新するか、それとも再び夏場の水準に戻るかの分岐点と読み取れます。

そのポイントになるのが、これまで抵抗線として機能している25日移動平均線です。まだ、方向感が明確ではないので、ここからは25日移動平均線を基準に、どう動いてくるかに注目すると良いでしょう。

そして、25日移動平均線をポイントに、方向感が見えてきたら、そのときのシナリオに合わせて、売買のタイミングを見極めていくのが良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/10/27時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。

 

実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック

 

【無料】今回のデータ分析がもっと詳しく分かるeBook(電子書籍)『日本株再入門』無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。</strong></a><br />
【無料】今回のデータ分析の詳細が分かる「日本株5つの法則」レポート無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。

この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

【高橋佑輔の関連記事】

株式会社シナジスタ
なぜ「高値掴みする投資家」と「底値付近で買える投資家」がいるか?それは「値動きの法則」の知識の差です。その法則を使い、過去12年で11年間利益を上げる現役トレーダー高橋佑輔が相場を分析。法則を学び、底値付近で買える投資家を目指しましょう。
株式会社シナジスタの提供する、コラム・教育サービスは、投資に関する考え方の一例をご紹介するというものですので、その正確性や完全性等について保証するものではありません。 実際の投資はお客様のご判断・ご責任で行って頂くものであり、当社は、お客様の投資におけるいかなる利益も保証するものではなく、また、お客様の投資によるいかなる損害に対しても補償を行うものでもありません。 本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

このページのトップへ