伊藤園<2593>昨年は7,000円台後半に到達するなど好調を維持するも、今年に入り6,000円台に下落中…決算発表で株価どうなる?

2022/02/28

 

3/1に第3四半期決算発表を迎える伊藤園<2593>。昨年は7,000円台後半に到達するなど好調でしたが、今年に入り大きく下落し、一気に6,000円台前半まで下落しました。

直近は、ようやくそこから上昇し、6,000円台後半まできましたが、なかなか昨年の株価水準まで上昇するきっかけがない状況が続いています。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

伊藤園<2593>の第3四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間 (2月下旬~3月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:伊藤園<2593>の第3四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が11回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向は均衡していることが読み取れます。

変動幅を見ると、10%以上の変動が上下合わせて4回見られます。2008年に25%の下落、2020年に約17%の下落があった以外は、大きくても12%の上昇です。

これらをふまえると、この時期は上下のどちらに変動するかの確率は同じだが、大きく値動きする可能性は、比較的小さいと考えられるでしょう。

ただし、その中で、突発的に大きく変動する場面が見られたり、直近2年間が変動しているのは気がかりです。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

伊藤園<2593>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:7,120円
下値目安:6,210円

※2/18終値6,760円を基準に計算

これまでの株価をデータ分析した結果を見る限り、上昇幅は約5.3%、下落幅は約8.1%と考えられます。よって、上値は「7,120円」、下値は「6,210円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、昨年以来となる7,000円台に回復します。そうなると、これが上昇のきっかけとなり、そこから更に上昇することが期待できるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合には、年初来安値を更新しないものの、75日移動平均線の下に位置する25日移動平均線を下回ります。

すでに直近の株価が25日移動平均線を割っていることを考慮すると、ここから再び横ばいでの推移が予測されるでしょう。

節目となる6,000円が下値の抵抗線として反発することも考えられますが、上昇の勢いが出るほどにはならず、しばらく上昇は難しい状況が続くでしょう。

このように同社は、現在なかなか上値が重たい状況です。これまでは、25日移動平均線を下回ることなく株価を維持してきましたが、直近で下回りました。

これをふまえると、同社はこの時期に、上昇傾向と下落傾向が均衡していますので、今回は下落がやや優勢とも読み取れます。

しかしながら、上値の目安まで上昇すれば、今年から低迷している株価が上昇のきっけなる可能性もあります。

そういった意味では、あくまでも同社の傾向通り、上下のどちらにもいく可能性があることをふまえて、中立的な立場で考えるのが良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/2/25時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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