日本株市場…これからどうなる?~2022年1月14日版~

2022/01/14

 

「株価は、いったどちらに向かうんだ!」と、日経平均株価が日々上にいったり、下にいったりする状況を見て、やきもきしている個人投資家の方はいますか?

今週も先週に引き続き「方向感がない」状態が続いています。ここまで、毎日違う動きをされると、だんだん方向感覚を失い、何が正しい動きなのか、分からなくなってくるかもしれません。

”目の前の株価に翻弄される状態”そのような言葉が、今週の株式市場を表しているでしょう。

そのような難しい状況ですが、私たちが日本株市場のトレンドを捉えることを目的に、独自に開発した「株トレンド指数」をもとに、今週の株式市場の動向と、今後の展開について考えていきます。

 

引き続き均衡状態が…


まず、こちらをご覧ください。こちらは12/28~1/13の日経平均株価と、株トレンド指数の状況です。

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

株トレンド指数は、以下のような6つの指数で構成されています。

  • 天井指数…「170」付近で、相場全体の上昇トレンドが終焉する傾向
  • 底値指数…「220~420」付近で、相場全体が底値に近づき適正株価まで回復傾向
  • 押し目買い指数…30に近い水準になると押し目買い戦略が機能しやすい傾向
  • 空売り指数…「50」付近で、相場全体の上昇にブレーキが掛かる傾向
  • OVER指数…上昇の前兆や天井の前兆が読み取れる指数
  • RISK指数…大幅下落や暴落の前兆を読み取れる指数

※OVER指数・RISK指数は上記グラフには表記されていませんのでご注意ください

この4つの指数をふまえると、12月下旬と比較して、4つの指数が目立ちはじめまたので、トレンドが徐々に発生してきていることが分かります。

しかし、今週は天井指数と、底値指数の両方が伸びるような状態が続いているので、どのトレンドも優勢ではない難しい状況だったと考えられます。

それを背景に、今週は日経平均株価と市場全体に「連動性がない」状態だったので、あなたが保有中の銘柄や、狙っている銘柄が、日経平均株価とは違った動きをすることも多かったでしょう。

方向感がない中で、そのような事態が起きていましたので、売買タイミングの判断が、とても難しかったのが今週でしょう。

先週よりは、日経平均株価の上下はないものの、「400円」「500円」の変動の数字を見てしまうと、体感では大きく変動したと勘違いしてしまい、それが判断を狂わせる原因にもなりかねない状況でした。

また、まだ方向感のないボックス圏を推移していますので、上下のどちらに動くかが、毎日変わるような状況です。先週に続き、株価が上にいく力と、下にいく力が均衡している考えられます。

もし、どちらか一方の力が、一段強まったり、失速すると、方向感が出てくると考えられます。特に、今は、毎日どちらにいくか分からない状況ですので、週明けのOVER指数やRISK指数の動きを細かく確認すると良いでしょう。

このように、日経平均株価は上下にバタバタ動いているのですが、まだ明確なトレンドが発生せず、方向感が乏しいので、不用意に動くと、これまで積み上げた利益を失いやすい状況でしょう。

中でも、今のようなタイミングは、日経平均株価を基準に売買をする個人投資家に代表されるように、手仕舞いのタイミングなどで「株価が思った方向と反対に動きやすい」ときでしょう。

このように、引き続き方向感が乏しい直近の株式市場ですが、週明けはどのような展開が予測されるのでしょうか。

 

週明けのポイント


上昇の前兆や天井の前兆が読み取れる指数「OVER指数」と、大幅下落や暴落の前兆を読み取れる指数「RISK指数」をふまえると、このようなポイントが読み取れました。

※OVER指数・RISK指数は上記グラフには表記されていませんのでご注意ください

【上昇の可能性は?】
上昇の可能性を示すOVER指数の直近の動向を見る限り、現状は上昇トレンドとは判断できない。株価がどちらの方向感を示しているのか、とても判別が難しい状況。(いち早く、トレンドの変化を見るには、日々のOVER指数の監視が必要)

【下落の可能性は?】
RISK指数 の直近の動向を見る限り、暴落への警戒を完全に緩めることは難しい状況。空売り指数が1/13に10を超えたことを考慮すると、暴落リスクは先週よりも和らいだと考えられる。ただし、警戒が全くなくなったわけではないので引き続きリスクを想定した投資判断が必要であろう。(いち早く、その予兆を把握するには、OVER指数と同様に、日々にRISK指数の監視が必要)

 

※1.こちらの分析結果はあくまでも日本株市場全体の傾向をもとにした内容です。個別株の動向と必ずしも一致するわけではありません。あくまでも市場全体の動向として、ご参考くださいませ。

※2.本記事は2022/1/13時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。データや分析内容については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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