エニグモ<3665>9/14第2四半期決算発表。3月の年初来安値から好調を維持し、直近も年初来高値を更新中…再び年初来高値更新の可能性は?
9/14に第2四半期決算発表を迎えたエニグモ<3665>。コロナ・ショック以前年は、ゆるやかに下落傾向にありましたが、3/13に年初来安値から上昇傾向に入り、第2四半期決算発表日には、直近の高値をさらに更新し年初来高値1,729円とつけました。
まさに絶好調とも言える中、第2四半期決算を迎えた同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
エニグモ<3665>の第3四半期決算前後の株価動向は?
同社は、右肩上がりの75日移動平均線の上に25日線があり、上昇トレンドを形成しています。では、決算を挟んだ1ヶ月間(9月上旬~10月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2012年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が4回、下落傾向が4回見られます。この数字を見る限り、均衡と考えられるでしょう。
変動幅を見ると、上昇時は10%以上の大幅上昇であることが確認できます。反対に、下落時も4回中3回が10%以上です。その中には30%以上のときもあります。
これらを見る限り、上昇と下落の確率は均衡しているものの、上昇時も大幅上昇ですが、下落時も大幅下落あることを想定したほうが良いでしょう。では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
エニグモ<3665>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,969円
下値目安:1,306円
※9/1終値1,560円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約26.2%、下落幅は約16.2%と考えられます。よって、上値は「1,969円」、下値は「1,306円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、先日の年初来高値の更に上で更新することになります。そうなると、2,000円台への上昇もあり得る展開になるでしょう。
反対に、下値目安に到達した場合は、75日移動平均線を下抜けすることになります。その場合は、トレンドが変わり下落傾向に突入する可能性が出てくるでしょう。
このように同社は、好調の中にはあるものの、決算前後で株価が上下ともに大きく変動しやすい傾向があります。それをふまえると、このまま上昇する場合は良いですが、高値づかみになる可能性もあるでしょう。
そういった意味では、目の前の株価の動きに惑わされることなく、俯瞰してこのような傾向をふまえ投資スタンスを決めるのが良いのではないでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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