『日銀総裁』は黒田現総裁の続投?

2018/01/26

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黒田総裁の5年間の任期が今年4月に迫り、『日銀総裁』の後任人事に関心が集まっています。黒田総裁は就任まもない2013年4月に2年で2%の物価目標の実現を表明し、量的・質的金融緩和を導入、その後も積極的な金融緩和を実施し、景気回復、円安・株高を牽引しました。このため、交替の場合は市場への影響が懸念されていますが、安倍首相の信頼が厚く、市場では続投との見方が有力のようです。

【ポイント1】黒田総裁の『日銀総裁』任期は今年4月

異次元の金融緩和を実施

■黒田総裁の任期が今年4月に迫り、『日銀総裁』の後任人事に関心が集まっています。黒田総裁は就任まもない2013年4月に2年で2%の物価目標の実現を表明し、量的・質的金融緩和を導入、その後もマイナス金利導入、ETFでのリスク資産の買入れ限度額の拡大、長短金利操作など積極的な金融緩和を推進しました。

■黒田総裁の推進した異次元の金融緩和は、第2次安倍内閣が掲げた経済政策であるアベノミクスを受けて進んだ景気回復や円安・株高の原動力となりました。このため、再任されない場合は為替や株価が不安定な動きになるとの見方も出ています。

 

 

【ポイント2】続投が有力

後任は中曽日銀副総裁などの見方も

■黒田総裁は安倍首相の信頼が厚く、再任が有力視されていますが、物価目標の未達成を理由に人心一新が必要との声が一部にあるようです。リフレ(マネーを大量供給し、インフレ期待を醸成してデフレから脱却)派からは、より緩和に積極的な人物をとの意見もあるようです。

■交替の場合、後任候補として、中曽宏日銀副総裁、本田悦郎駐スイス大使、伊藤隆敏米コロンビア大学大学院教授、雨宮正佳日銀理事などの名前があがっています。中曽副総裁、雨宮理事は黒田総裁と共同歩調をとってきたことから、大きな政策転換はないとみられています。伊藤教授は黒田総裁と親しく、物価目標の主唱者です。本田大使は首相の金融政策アドバイザーを務め、積極的なリフレ派とみられています。

 

 

 

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【今後の展開】交替があっても金融政策は現総裁の路線が継承される見通し

■9月に自民党総裁選を控え、アベノミクスの柱である金融政策のかじ取りを担う『日銀総裁』人事は政局面からも注目が高まっています。安倍首相は4日の年頭記者会見でデフレからの脱却に全力を挙げる考えを重ねて強調しました。信頼の厚い黒田総裁の続投が有力視されますが、交替があっても金融緩和に積極的な候補が選ばれる可能性が高く、混乱は一時的となる公算が大きいとみられます。

 

 

 

(2018年 1月 26日)

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