最近のユーロ圏経済・市場動向(2017年6月)株価やユーロが堅調なユーロ圏経済は回復が続く見込み

2017/06/30

最近のユーロ圏経済・市場動向(2017年6月)株価やユーロが堅調なユーロ圏経済は回復が続く見込み

 

【ポイント1】緩やかな景気拡大が続く

景況感も中立を上回る良好な水準

 

■ユーロ圏の2017年1-3月期の実質GDP成長率(確報値)は前期比年率+2.3%となりました。緩和的な金融政策とやや拡張的な財政政策により、域内の需要は旺盛です。一方、輸出は英国景気の減速の影響もあり力強さに欠けるものの、米国向けや中国などアジア向けが回復し、全体として増加傾向が見込まれます。

■6月のユーロ圏の製造業PMI(速報値)は57.3、サービス業PMIは54.7といずれも中立水準を上回る良好な水準を維持しています。

 

 

 

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【ポイント2】量的緩和政策は縮小方向へ

景気回復とともに物価は底入れ

 

■ユーロ圏の5月の消費者物価指数は前年同月比+1.4%となりました。エネルギーや食品価格の下落傾向から、前月よりも物価上昇ペースが鈍化しました。

■欧州中央銀行(ECB)の緩和的な金融政策により、ユーロ圏景気は緩やかな回復基調にあります。一方、物価も底入れしつつあることから、9月の理事会で量的金融緩和策の縮小が発表されると考えられます。政策金利については、18年末までは据え置かれると予想されます。

 

 

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【今後の展開】景気回復を背景に、ユーロや株式は堅調な展開が見込まれる

 

■景気回復および景況感の改善を背景としてユーロ圏企業の業績は底入れから回復へと向かっています。また、今年に入り主要各国で総選挙、大統領選挙などの重要な政治イベントが続きましたが、これらを波乱なくこなしたことで、足元では金融市場に安心感が広がっています。こうしたことから、?国と比べて相対的に割安感がある欧州の株式市場は、引き続き堅調に推移すると見られます。通貨ユーロはECBによる金融緩和の縮小観測が下支え要因となり、底堅い展開が見込まれます。

 

 

(2017年 6月29日)

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