上昇続くアジア圏の「PMI」(アジア)

2017/04/06

<今日のキーワード>上昇続くアジア圏の「PMI」(アジア)

「PMI」とは、購買担当者景気指数(Purchasing Manager‘s Index)の略で、景況感を表す経済指標です。「PMI」が“50”を上回れば景気拡大、下回れば縮小を示します。中国では、中国国家統計局と民間の中国メディア“財新”が中国の「PMI」を、それ以外のアジアについては、日本経済新聞社が各国・地域の「PMI」を月次で公表しています。

【ポイント1】中国(公式)の「PMI」は51.8へ上昇

8カ月連続の50超え

■中国国家統計局によれば、3月の製造業「PMI」は51.8と、景気判断の節目となる50を8カ月連続で上回りました。2月より0.2ポイント上昇し、市場予想(ブルームバーグ、51.7)を上回りました。

■一方、民間の“財新”が発表した3月の製造業「PMI」は51.2と、2月の51.7から低下し、市場予想(同51.7)を下回りました。ただし、50以上の水準が9カ月連続で続いています。

【ポイント2】ASEAN「PMI」は50.9

インド「PMI」は急回復

■日本経済新聞社が発表した3月の東南アジア諸国連合(ASEAN)の製造業「PMI」は50.9と、2月の50.3から改善しました。3カ月連続で50以上の水準となりました。

■国別でみると、ASEANの「PMI」の対象7カ国のうち、マレーシアを除く6カ国が50を上回りました。中でも、フィリピンとベトナムが高水準となっています。

■インドの製造業「PMI」は52.5と、2月の50.7から急回復しました。昨年秋のモディ政権による高額紙幣の廃止と新札への交換に伴う経済の混乱が収まりつつあることが示されています。

 

 

170406MK

 

【今後の展開】アジア圏経済は回復基調、アジアへの資金流入を期待

■アジア圏の製造業「PMI」が上昇傾向を示すなか、3月のアジアの株式市場は、金融引き締めなどへの警戒感からやや調整した中国を除き、軒並み上昇しました。米国の利上げペースが加速しないとの見方が広がり、アジアからの資金流出懸念が後退したことが背景です。「PMI」が示唆する通り、アジア圏の経済は今後も回復基調を維持すると見られ、投資資金が流入することが期待されます。

(2017年 4月 6日)

印刷用PDFはこちら

上昇続くアジア圏の「PMI」(アジア)

 

 

 

関連マーケットレポート

2017年3月30日 ASEAN4の金融政策(2017年3月)

2017年3月15日 業績の上振れが見込まれるアジア・オセアニア株式市場

三井住友アセットマネジメント株式会社
SMAM マーケット・レポート   三井住友アセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向、関連する旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく説明します。また、“教えて!Q&A”では、投資に関する様々な疑問をタイムリーに取り上げ、解説します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友アセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

コラム&レポート Pick Up