インド中銀、政策金利を0.50%引き下げ

2015/09/30

インド中銀、政策金利を0.50%引き下げ

【ポイント1】政策金利は6.75%に

市場予想以上の利下げ幅に
■インド準備銀行(RBI、中央銀行)は29日、政策金利(レポ金利)を0.50%引き下げ、6.75%とすることを発表しました。

■消費者物価指数の上昇率が6月を直近のピークに大きく低下したことなどから、市場では大方が利下げを予想していました。しかし、利下げ幅を0.25%と見る向きがほとんどであったため、予想外に積極的な金融緩和となりました。

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【ポイント2】食品などの物価安定を予想

政府の経済構造改革を評価
■RBIは、利下げの背景として、直近の物価上昇率の低下、世界的な景気減速の兆候、米国の利上げ先送りなどを挙げました。

■モンスーンシーズン(雨季、6月から9月)の降雨量が平年を下回っており、野菜などの価格上昇を警戒する見方がありました。しかし、RBIは政府による物流改革や農作物最低支持価格の抑制などから、食品価格は落ち着いた推移が見込まれるとしました。

■RBIは、このような政府の経済構造改革が物価安定に寄与すると評価しており、このことが市場予想を超える幅での利下げを可能にしたと思われます。

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【今後の展開】積極的な金融緩和が投資の回復につながればルピーは安定化へ

■RBIは、積極的な金融緩和が投資の力強い回復をもたらすと考え、前倒しで利下げを決定したと説明しました。また、累計で1.25%となった利下げの効果を見守る姿勢を示したことから、政策金利を現行水準に当面据え置くと見られます。

■中国景気の減速などからリスク回避の動きが強まり、インドルピーなど新興国通貨が大きく下落しています。RBIの利下げはルピー安要因にもなりますが、政府と歩調を合わせた景気支援策の効果に期待が高まれば、ルピーは安定化に向かうと思われます。

 (2015年9月30日) 

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