ビープラッツ<4381> 販売からバックオフィス機能までの課金業務を管理できるシステムが強み

2018/04/12

課金業務を一括して提供、大手メーカーを中心に導入が進む
販売からバックオフィス機能までの課金業務を管理できるシステムが強み

業種: 情報・通信業
アナリスト: 松尾 十作

◆ 課金業務を一括して提供するプラットフォームサービスを提供
ビープラッツ(以下、同社)は、事業者が定期サービスや月額課金といった サブスクリプションビジネスを行うための統合プラットフォーム「Bplats®(ビー プラッツ)」をクラウドサービスとして提供している。サブスクリプションとは、ソ フトウェア、商品、サービスの利用に際し利用期間若しくは利用した時間に 応じた料金方式を指す。同社の主たる事業は、サブスクリプション事業であ る。事業別のセグメント利益は、その他の事業が全事業セグメントの合計 額に対する割合が著しく低いため、開示していない(図表 1)。

同社の提供している Bplats®は、サブスクリプションビジネスを行う事業者向け のオールインワン型の統合プラットフォームである。Bplats®が提供しているサ ービスは、見積もりなどの情報提供を行う機能から、注文や契約などの受注 処理、料金・請求・課金を行うバックオフィス機能もあるなど、複数の必要なア プリケーションを一つにしたものである。加えて MVNO 注 1 向け等、特定の事 業者向けの業務特化型も付加するかたちで揃えている。

サブスクリプション事業の売上高は、Bplats®を新規導入する際の初期費用 と新規導入及び利用開始後の開発、利用開始後の月額利用料から構成さ れている。17/3 期の売上高内訳は、初期費用・開発等が 50%、月額利用料 が 41%となっている。顧客別では、富士通(6702 東証一部)向けが売上高 構成比で 10%を超えている。富士通は、代理店であり Bplats®の利用者でも ある。

分野別売上高のトップがクラウド分野で、売上高構成比は 42.5%を占める。 クラウド事業者やマイクロソフト等のクラウドサービスを利用する事業者向け である。主な顧客は Dell Inc.の日本法人であるデル、ブラザー工業(6448 東証一部)の販売子会社であるブラザー販売、JVCケンウッド(6632 東証一 部)、リコー(7752 東証一部)の販売子会社リコージャパンなどである。

次に高い比率を占めるのが通信分野の 36.9%で、移動体通信の MVNO、 FTTH注2固定回線の光コラボレーション事業者注3向けである。主な顧客は、 KDDI(9433 東証一部)のグループ会社である日本ネットワークイネイブラ ー、クリエイトグループ(本社:福岡県福岡市)、光通信(9435 東証一部)、リ コージャパンなどである。

3番目がIoT 注 4分野の18.5%で、インターネットを利用した製品・サービスを 販売している製造業向けである。主な顧客は、NEC(6701 東証一部)の子 会社NECプラットフォームズ、アドバンテスト(6857 東証一部)の子会社 Cloud Testing Service などである。

18/3 期第 3 四半期累計の分野別売上高では IoT 分野の構成比率が 17/3 期より高まっているが、足元の顧客増による模様である。

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