大冷<2883> 17 年 3 月期が利益回復の初年度になる展開を期待

2016/07/15

骨なし魚のパイオニアを自負するファブレス企業
17 年 3 月期が利益回復の初年度になる展開を期待

業種:食料品
アナリスト:藤野敬太

◆ 骨なし魚を中心に展開する業務用冷凍食品のファブレス企業
・大冷(以下、同社)は業務用冷凍食品のファブレス企業で、骨なし魚(骨 を抜いた魚およびその切り身)のパイオニアであり、同社の売上高の約半 分を骨なし魚が占めている。

◆ 16 年 3 月期決算
・16/3 期決算は、売上高が 27,508 百万円(前期比 1.2%増)、営業利益が 1,169 百万円(同 23.2%減)と、増収営業減益であった。期初の会社計画 に対して、売上高、営業利益とも未達となった。
・主力の骨なし魚事業において、販売価格の値上げが実施されたものの、 競合他社の参入による競争が激化し、値上げを相殺するような値引きが 行われた結果、販売数量の減少と売上総利益率の低下が発生した。

◆ 17 年 3 月期業績予想
・17/3期業績について、同社は、売上高27,980百万円(前期比1.7%増)、 営業利益 1,389 百万円(同 18.8%増)と予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、17/3 期の業績予想を、 売上高 28,034 百万円(前期比 1.9%増)、営業利益 1,355 百万円(同 15.9%増)へと修正した。売上高は会社計画を若干上回るとした一方、売 上総利益率の改善度合いを会社計画よりも慎重に見たため、営業利益 については会社計画を若干下回るものと予想した。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、18/3 期以降も、前回予想よりはペースは落ちるものの、 利益が回復に向かうという考え方は変えていない。
・競合他社による価格攻勢の影響や、大口取引先の購買方針の変更の影 響が一巡することで、緩やかな増収と売上総利益率の回復が見られ、 18/3 期には営業利益率は 5%台を回復するものと予想する。

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資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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