地盤ネットH<6072> 不良債権処理一巡後の 17 年 3 月期は成長に向けた先行投資を優先

2016/06/22

地盤の専門的知見を基にした生活者の不利益解消が事業コンセプト
不良債権処理一巡後の 17 年 3 月期は成長に向けた先行投資を優先

業種:サービス業
アナリスト:馬目 俊一郎

◆ 無料の地盤解析で集客し有料の地盤補償で刈り取るビジネス
・地盤ネットホールディングス(以下、同社)は、地盤調査関連の専門的知見と蓄積されたノウハウを基に、生活者(施工主等)の不利益回避を目的とした「住生活エージェント」をコンセプトに据えて事業を展開している。
・同社のビジネスモデルは、地盤改良工事の要否を無料で判定する地盤解析で集客し、有料の地盤補償及び地盤調査で刈り取るというものである。

◆ 16 年 3 月期は単価下落と不良債権処理等で 52.3%営業減益
・16/3 期決算は売上高が前期比 6.2%減の 2,384 百万円、営業利益は同52.3%減の 213 百万円であった。売上高は FC 加盟店募集及び地盤調査機販売の抑制などで減少した。地盤補償の単価下落と FC 加盟一時金収入の減少で売上総利益率が前期比 1.6%ポイント悪化したうえ、不
良債権処理や社内体制整備などの一時的なコストが増加し、大幅な営業減益となった。

◆ 17 年 3 月期の会社計画は 3.9%営業増益の見通し
・17/3 期の会社計画は売上高 2,631 百万円(前期比 10.3%増)、営業利益221 百万円(同 3.9%増)を見込んでいる。FC 加盟店の新規募集再開で地盤補償件数の増加を見込むほか、新型地盤調査機の拡販に努める方針である。不良債権処理の一巡と新基幹システムの稼働で売上総利益率の向上を見込むが、先行投資で営業利益の成長が抑えられるという想定である。

◆ 証券リサーチセンターは従来の利益予想を減額修正
・証券リサーチセンターの 17/3 期予想は、売上高については従来予想を継続するものの、営業利益は想定外の先行投資方針を踏まえ、従来予想を減額した。

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資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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