イーブックイニ<3658> 16 年1 月期は人件費等固定費負担大幅増で経常赤字へ

2015/10/20

コミックの品揃えに強みを持つ電子書籍配信事業のパイオニア
16 年1 月期は人件費等固定費負担大幅増で経常赤字へ

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾 十作

◆独立系の電子書籍配信専業大手
・イーブックイニシアティブジャパン(以下、同社)は、電子書籍配信事業のパイオニアで、コミックの品揃えは業界最大規模を誇る。

◆16年1月期上期は経常赤字
・16/1期第2四半期累計(以下、上期)決算は、売上高2,944百万円(前期比24.5%増)、経常損失76百万円(前年同期は213百万円の黒字)であった。
・トキオ・ゲッツが15/1期第3四半期から加わったことによるクロスメディア事業が増収に貢献した。利益面では、単体従業員数増とグループ会社連結から人件費等固定費負担の高まりで、経常赤字転落となった。

◆16年1月期業績予想
・16/1期の業績について同社は売上高70〜75億円、営業損益は2億円の赤字〜損益均衡とし、期初予想を下方修正した。下期からブークス等2社を新規連結対象に組み込んだためである。
・証券リサーチセンターは、従来予想を下方修正し、売上高73億円、営業損失1億円を予想する。従来予想との相違点は、主に人件費を中心とした販売費及び一般管理費の想定額を増額したことである。

◆投資に際しての留意点
・同業他社が雑誌等の無料閲覧のサービスを始めているものの、コミックに限定すると対象作品数は少ない。同社はマーケティング手段として常時200点程度の無料マンガ読み放題のサービスを提供している。他社の無料閲覧サービスの広がり具合に留意する必要があろう。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。