ワイヤレスゲート<9419> 新規事業の SIM カード販売事業は競争激化による販促費増大で赤字続く

2015/08/14

無線通信サービスのアグリゲーター国内最大手
新規事業の SIM カード販売事業は競争激化による販促費増大で赤字続く

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾 十作

◆ 高速ワイヤレス・ブロードバンドサービスを提供
・ワイヤレスゲート(以下、同社)は、通信インフラを所有しない仮想移動体通信事業者(MVNO)として、複数の無線通信事業者から通信インフラを借り受け、高速ワイヤレス・ブロードバンドサービスを、個人向けに提供しているアグリゲーターである。

◆ 15 年12 月期上期はほぼ会社予想並み
・15/12期第2四半期累計決算は、前年同期比30.3%増収、24.3%営業増益で、同社の期初予想に対し売上高で97.7%、営業利益で97.3%の達成率であった。
・新規事業であるLTE 通信対応のSIMカード販売事業は、106百万円の損失であったと同社は分析している。

◆ 15 年 12 月期業績予想
・15/12 期について同社は前期比 37.0%増収、69.9%営業増益とする期初予想を据え置いた。事業別売上高予想及び想定している期末会員数は開示していない。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、前回レポート(15 年 2 月発行)での業績予想を増額修正し、26.3%増収、63.7%営業増益を予想する。15/12 期上期実績を鑑み、ワイヤレス・ブロードバンド事業及びその他の売上高予想を増額修正したこと等が主因である。

◆投資に際しての留意点
・同社は株主還元について DOE(株主資本配当率)を高水準に維持したいとしている。ただし、DOE の具体的な数値目標は公表していない。
・同社は 15/12 期の 1 株当たり配当金を 26 円と予想している。当センターも 26 円配を予想する。16/12 期以降については、増益基調の持続と 10%台の DOE を維持することを想定し、毎期増配を予想する。

 

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資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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