今週の注目レポート (4月5日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
三菱重工業 (7011)
13/3期TIW予想ROE5.44%、直近PBR1.39倍のバリュエーションは特段割安感があるわけではないだろう。しかし、TIWでは、円安による価格競争力向上に加え、東南アジアにおけるインフラ需要拡大や、米国の景気回復と新興国の自動車市場拡大を背景に、14/3期も同社は成長を継続する期待が持てるとみており、同社の株価パフォーマンスが引き続き市場平均を超える可能性は高いと予想する。
ROE 5.44%、PBR 1.39倍、来期予想PER 22.2倍、来期予想EPS成長率14%
〔4月1日、担当:糸井 正和、Analyst Impression 2+→2+〕
マルカキカイ (7594)
(1)13/11期は軟調なスタートとなったが、通期では増収、自然災害からの復興特需があった前期から鈍化を見込むが営業増益の予想、(2)1Qの出遅れにも関わらず期初の会社計画・増配予想維持はポジティブ、(3)指標面が割安、(4)約85億円の高いネットキャッシュ、(5)直販・提案型システム営業の強みと海外成長地域でのネットワーク充実が中期的な成長を支える可能性が高いとの見方に変化はない、などを踏まえると株価は評価不足であり、前回レポート時から1割弱上昇の株価にはなお上昇余地があろう。
ROE 9.35%、PBR 0.80倍、来期予想PER 7.3倍、来期予想EPS成長率9%
〔4月4日、担当:高田 悟、Analyst Impression 1→1〕
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。