オービック<4684>昨年9月の高値更新から下落するも、再び上昇し年初来高値を射程圏に推移中…ここから株価どうなる?
1/24に第3四半期決算発表を迎えるオービック<4684>。2023年前半は上昇トレンドに入り9/6には年初来高値を更新しました。
しかし、その後は急落し上昇前の水準まで下落しました。そこから再び年初来高値も射程圏内の水準まで上昇しつつも、すっきりと上昇しない難しい展開が続いています。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
オービック<4684>の第3四半期決算前後の株価動向は?
同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(1月中旬~2月上旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が14回見られます。この数字を見る限り、やや下落傾向があると読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて6回あります。そのうち4回は上昇時に発生しています。ただし、約10%の変動も含めると、上昇時は5回、下落時は4回とほぼ均衡しています。
対して、5%以内の変動は変わらずを含めると上下合わせて11回あります。その他は中程度の変動であることをふまえると同社の株価は、そのときになってみないと変動幅の予測ができないと考えられます。
これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体としてやや下落傾向があるものの、変動幅の予測が難しいことや、上昇の可能性もあることから、掴みどころない値動きをする可能性が高いでしょう。
そのようなこともあり、短期的に売買するのは難しい時期かもしれません。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
オービック<4684>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:27,510円
下値目安:23,620円
※1/15終値25,085円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約9.6%、下落幅は約5.8%と考えられます。よって、上値は「27,510円」、下値は「23,620円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、昨年9/6の年初来高値25,550円を大きく上回り、高値を更新します。
なお、ここから更に上昇を期待したいところですが、同社の株価は高値更新後に比較的大きな調整に入る動きが見られます。
高値更新した場合は、そういった動きがあることをふまえて売却のタイミングを設定するなどすると良いかもしれません。
反対に、下値の目安に到達した場合は、25日移動平均線を下抜けし、75日移動平均線に近づくところまで下落します。
こうなると、直近の200日移動平均線が75日移動平均とほぼ同水準であることから、両線を下抜けする可能性も出てくるでしょう。
もし急落すれば反発も起きる可能性が出てきますが、通常の下落で200日移動平均線を下抜けすると、これまでとは違った展開になるかもしれません。
特にこの時期は、傾向としてはどのような値動きの幅になるかの予測が難しく、大きく下落する場合は下落するので、リスク管理を徹底しておくのが良いでしょう。
このように同社は、高値更新の可能性が残っているものの、全体として上値が重たいように見受けられます。加えて傾向からも下落時は、目安よりも下落することが予測されます。
そういった状況をふまえると、仮に上昇しても楽観視せず、下落する場合は厳しめに動向を見ていくと良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2024/1/22時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。
実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。
この記事を書いている人
トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。
<無料>高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
【高橋佑輔の関連記事】