イオン<8267>昨年末からの横ばい状態を抜け、直近は高値更新が続いたまま高値圏を推移中…株価どこまで上がる?

2024/01/20

 

1/12に第3四半期決算発表を迎えたイオン<8267>。昨年は3月から上昇を開始し8月・11月と年初来高値を更新しました。

更新するたびにやや調整してきましたが、長めの様子見のあと再上昇するなど、同じような動きで直近も年初来高値を更新しています。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

イオン<8267>の第3四半期決算前後の株価動向は?


同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(12月下旬~1月中旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

イオン<8267>の第3四半期決算前後の株価動向|シナジスタ

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が13回見られます。この数字を見る限り、均衡よりは下落傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて4回あります。そのうち3回は下落時に発生し、変動幅も約15%と約25%と大きな変動が見られます。上昇時も15%以上と大きな変動です。

対して、5%以内の変動は上下合わせて12回あります。そのうち上昇時は8回で下落時は4回見られます。下落はその他が5~10%の変動であることをふまえると比較的大きく変動する傾向があると考えられます。

これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として下落傾向があり、小幅下落にとどまる確率は低く、中程度以上の変動になる確率が高いでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

イオン<8267>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:3,310円
下値目安:2,885円

※12/29終値3,151円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約5.0%、下落幅は約8.4%と考えられます。よって、上値は「3,310円」、下値は「2,885円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、直近1/17につけた年初来高値3,595円には届きませんが、引き続き高値圏を推移します。これにより再上昇の可能性が出てくるでしょう。

ただし、これまでの動向を見る限り高値更新後は比較的眺めの調整期間に入る傾向が見られます。それをふまえると再上昇まで少々時間が掛かる可能性もありますので、その点を考慮して動向を見ていくと良いでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、25日・75日移動平均線を下抜けし、さらに下位にある200日移動平均線も下抜けします。

この下落により反発を期待したいところですが、反発の目安になる指標がないことから、さらなる下落リスクが高まるでしょう。

特にこの時期は中程度以上の下落や15%以上の下落も想定されます。もし目安よりも下落する場合は、10%、15%、20%と段階的に目安を変更していくと良いでしょう。

このように同社は、直近に高値更新が続いていますが、やや上値が重たい展開が予測されます。

上昇の場合は、そのまま上昇一辺倒ではなく調整後の再上昇が予測されたり、下落の場合は、小幅にとどまる可能性は低いと考えられます。

もちろん、過去に15%以上の上昇を見せたこともありますので、直近の好調な推移のまま上昇することも考えられます。

ただし、それはあくまでも可能性として捉え、この時期は下落しやすいことを想定しながら、ここからの動きを見ていくと良いでしょう。

なお、今年1月は実質的な第1週目が例年からずれたこともあり、上記の傾向がこの1月下旬に来る可能性があります。

その点をふまえながら、直近の好調な推移に惑わされることなく、例年の傾向をふまえて動向をみて行くのが良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2024/1/18時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) ー高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)ー

トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。

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