東京製鐵<5423>高値更新から反落も再上昇し、直近は横ばい状態ながらも依然として高値圏を推移中…株価どこまで上がる?
1/19に第3四半期決算発表を迎える東京製鐵<5423>。昨年は大きく上下動しながらも後半から株価水準が上がり、そのまま高値を更新しましたが、そこから調整が入り反落しました。
しかし、そこから再度上昇し、直近は横ばいに推移するも、依然として高値圏を推移し、再び高値更新も狙える水準に位置しています。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
東京製鐵<5423>の第3四半期決算前後の株価動向は?
同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(1月中旬~2月上旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が12回、下落傾向が12回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向は均衡していると読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて8回あります。その中には、上昇と下落時の両方に15%以上の変動が見られます。2022年は約20%を下落が起きています。
対して、5%以内の変動は変わらずを含めると上下合わせて9回あります。ここから、同社の株価は
5%をこえると、比較的大きく変動していく傾向があると考えられるでしょう。
これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として小幅に変動する可能性は低く、上下のどちらに動くか分からないうえ、比較的大きく変動する可能性が高いでしょう。
端的に言えば、そのときになってみないと分からないので、短期売買が難しい銘柄だと考えられます。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
東京製鐵<5423>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,953円
下値目安:1,659円
※1/10終値1,791円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約9.0%、下落幅は約7.3%と考えられます。よって、上値は「1,953円」、下値は「1,659円」が目標株価と考えられるでしょう。
そうなると、さらなる上昇を期待したいところですが、これまでの動向を見る限り、高値をつけると反落するなど調整に入る場面が見られます。
今回もそのような動きになる可能性がありますので、上昇一辺倒ではなく高値更新後に反落することを予測しながら動きを見ていくと良いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、25日・75日移動平均線を下抜けし、200日移動平均線のやや上に位置します。
これまでの下落時は75日移動平均線が抵抗線として反発の機会になっていましたが、目安まで下落するとこれまでとは違った下落になります。
こうなると、200日移動平均線を下抜けすることも考えられ、更に下落していくことも想定されます。特にこの時期の同社の株価は、上下に限らず変動が大きいので、この目安の値よりも下落することを想定しておくのが良いでしょう。
このように同社は、上昇し高値を更新しても上値が重たいことが予測されますが、引き続き高値圏付近を推移することになるでしょう。
それに対して、下落した場合はこれまでの下落と違い、そのままズルズルと下落することが想定されます。
また、このようなシナリオが考えられるものの、上昇するか下落するかは、そのときになってみないと分からないこともあり、何とも難しい展開が予測されます。
よって、ここは高値更新を狙えない位置でもないので上昇を期待したいところですが、下落リスクを考えながら、動向を見ていくのが良いでしょう。
また、方向感もまだ明確に出ていないうえ、例年の上下にどちらにいくか分からない傾向があるので、リスク管理をしながら、慎重にここからの動きを様子見するのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2024/1/17時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。
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