テクミラホールディングス(3627)の通期決算は、売上高は2/15発表の修正予想比で若干減少するも、経常利益、純利益は修正予想を上回り着地

2024/05/10



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説明会開催日:2024年4月18日
代表取締役社長 池田 昌史氏

◎業績サマリー
・売上は前期比1%増の87.3億円、営業損失は1.2億円
・ゲーム発売時期の見直しや、M&Aに伴うヘルスケア事業の一次的な連結除外等により、ライフデザイン(LD)事業が減収となったがコネクテッド(CN)事業、AI&クラウド(AI)事業の増収でカバー
・LD事業の減益により営業損失を計上するも、為替予約に伴うCN事業の為替差益やHDにおける株式譲渡益等により経常利益は132百万円、純利益は73百万円で着地
▽新連結子会社 (株)Wellmiraについて
・ネオス(株)のヘルスケア事業吸収分割により(株)リンクアンドコミュニケーションを連結子会社化(1月1日)
・リンクアンドコミュニケーションから(株)Wellmiraへ社名変更(4月1日)
・2023年度は期末時点のBSのみ連結決算へ取り込み、分割したネオスのヘルスケア事業は1~2月の連結決算から除外
・2024年度は全面的に連結決算へ取り込み
▽ライフデザイン事業 四半期別推移
・2年ぶりの新作ゲーム発売があったが、M&Aに伴うヘルスケア事業の一時的連結除外やリソースシフトによるソリューション売上減少によりセグメント売上は前年同期微増に
・利益面では、ゲーム発売時の宣伝販促投下に加え、ヘルスケア事業の連結除外及びソリューション案件で不採算プロジェクトが発生したことが重なり損失を計上
▽AI&クラウド事業 四半期別推移
・AIチャットボットは売上拡大を継続。4Qはソリューション関連も好調に推移し、前年同期で売上を拡大
・SaaS事業の売上拡大による採算改善とソリューションのプロジェクト利益拡大により、セグメント利益は前年同期で大きく増益
▽コネクテッド事業 四半期別推移
・aiwa事業は、タブレットが好調に推移しシェアを拡大。また、ディスプレイなど新領域の製品を積極投入しプレゼンスを向上
・ODMは春節の影響から前年同期比で大きく減収。利益面では為替環境によりODMの原価率が高止まりしており、セグメント利益に影響

 

◎2025年2月期 業績見通し
▽事業方針
・23.10発表「新中期計画」に沿って「新たな事業構造」×「増収増益」を実現
・新たな事業構造=自社事業拡大による収益性向上
・売上高 100億円超・調整後EBITDA※10億円超、EBITDAマージン10%超
 ※営業利益と減価償却費(のれんにかかる償却費を含む)及び為替差損益の合計額
・経常利益 3億円、ROE 3%超
▽事業セグメントの一部見直しについて
3セグメント構成のまま、名称変更及び一部事業シフトに伴う定義変更を実施
①コネクテッド事業の名称変更
・より一般に知名度が高い名称+自社製品事業「aiwa」の拡大=「IoT&デバイス事業」に変更
②ソリューション系事業のセグメント変更
・Edtech関連を除くライフデザインソリューションをAI&クラウドソリューションに集約、さらなるAI事業強化を図る
▽ライフデザイン事業 業績予想
・CharaTech事業においては、新作ゲームソフトの販売に注力、国内での拡売に加え、5月のアジア向けフルローカライズ版を皮切りに世界展開を本格化
・ヘルスケア分野では連結を開始した(株)Wellmiraの早期黒字化に加え、医療・介護向けDXプラットフォーム「KarteConnect」の導入拡大を目指す
▽AI&クラウド事業 業績予想
・AIチャットボット事業については、4月よりRAG(検索拡張生成)機能を大幅に強化したフルリニューアル版を投入し成長を加速、売上拡大により損益分岐点を越えてSaaS事業は利益フェーズに移行
・新たなAIソリューション「AIdea Suite(アイデアスウィート)」の販売を開始、ソリューション分野でもAI事業拡大を狙う
▽IoT&デバイス事業 (旧コネクテッド事業)業績予想
・aiwa製品は、新製品投入によるラインアップの拡充や製品領域の拡大により売上拡大を継続、引き続き成長を重視したマーケティング展開に注力
・ODMについては、原価率低減への努力は継続するも、現在の円安元高環境が継続する前提に立って、保守的にほぼ横這いで見込む

 


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