銚子丸<3075>順調に上昇し直近も高値更新を続けながら高値圏を好調に推移中…決算発表で株価どうなる?
12/28に第2四半期決算発表を迎えた銚子丸<3075>。今年夏まで年単位で横ばいの推移が続いてきましたが、夏場以降徐々に上昇し始め、9月末に大きく上昇しました。
その後はすぐに反落したものの、上昇前の水準に戻ることなく上下動を繰り返し、直近は連日高値更新し依然として高値圏での推移を継続しています。
そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
銚子丸<3075>の第2四半期決算前後の株価動向は?
同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(12月中旬~1月中旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2007年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が9回、下落傾向が6回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向があると読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動はまだ発生していません。大きくても、2007年と2020年の8%程度の下落にとどまっています。
反対に5%以内の変動は変わらずを含めると上下合わせて14回あります。ほとんどが小幅変動にとどまっていることから、同社の株価はこの時期にあまり変動しないと考えられます。
これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として、やや上昇傾向があるものの、大きく上昇する可能性は低く、小幅な上下の変動にとどまる可能性が高いでしょう。
ただし、過去に10%以上の変動を記録していないことから、新しい傾向としてそういった動きを見せる可能性もあります。
このようなデータは過去20年程度の情報がそろわないと傾向として断定するのは危険ですので、そういった新しい傾向が発生することも想定しながら、ここからの動向を見ていくと良いでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
銚子丸<3075>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,675円
下値目安:1,593円
※12/18終値1,646円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約1.7%、下落幅は約3.2%と考えられます。よって、上値は「1,675円」、下値は「1,593円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、連日高値を更新し12/28につけた年初来高値1,772円には届きませんが、引き続き高値圏を維持することになります。これにより再度高値更新を狙う展開を期待できるでしょう。
なお、これまで高値更新後は、25日移動平均線付近まで下落する動きが見られています。直近の高値更新後に反落するようなことがあっても、この範囲にとどまっていれば、再度高値更新を狙う上昇が期待できるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、25日移動平均線よりもやや上の位置に到達します。こうなると、これまでの順調な推移が途切れそうですが、前述の通り過去の反落の範囲ないですので、再上昇が見込めるでしょう。
ただし、すぐに反発することもあれば、しばらく75日移動平均線との間を推移することも予測されます。そういった状況も踏まえながら、再上昇のタイミングを待つと良いかもしれません。
このように同社は、直近に連日高値を更新するなど順調に上昇を続けています。加えて、もしここから反落しても、反発の抵抗線となる75日移動平均線の上でとまることが想定されます。
そういった状況をふまえると、ここから更に株価が上昇することも見込めるかもしれません。比較的楽観的なスタンスで今後の動向を見ることができるでしょう。
もし悲観的に見るならば、まだ上昇から年数の経過がデータ上では不足していますので、ここから新たな傾向が発生することもあるかもしれません。
ただし、この新たな傾向も、10%以上の下落の可能性もありますが、10%以上の上昇の可能性もあるという期待もあるものです。
あまりに楽観的になっては危険ですが、今回分析したようなデータを元に、目安を持ちながら楽観視するのは、現時点では良いかもしれません。
まとめると、上昇の場合は、小幅の可能性が高いが、傾向が変わり大幅上昇もあるかもしれないと考え、下落の場合は、75日移動平均線までであれば許容範囲だが、それを超えると傾向が変わる可能性があると考えるのが良いかもしれません。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2023/12/28時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。
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