しまむら<8227>11月下旬に高値更新するも、そこから反落し直近は更に下落が加速したまま推移中…決算発表で株価どうなる?

2023/12/25

 

12/25に第3四半期決算発表を迎えるしまむら<8227>。緩やかに上昇してきた同社ですが、11月の高値更新後に反落し、そこから低調に推移し直近も下落しています。

これまでも直近の高値を更新すると、そこから下落し75日移動平均線付近まで推移し、再上昇を繰り返しています。そのかいあって、超長期的には上昇を維持し現在の高値圏まで上昇しています。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

しまむら<8227>の第3四半期決算前後の株価動向は?


同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(12月中旬~1月中旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

しまむら<8227>の第3四半期決算前後の株価動向|シナジスタ

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が11回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向が均衡していると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて6回あります。その中には下落時に約25%の変動が見られます。その他に13~15%の下落も見られます。上昇時は大きくても10%少々にとどまっています。

対して、5%以内の変動は変わらずを含めると上下合わせて11回あります。ただし、下落時は4回にとどまっていますので、下落時はやや大きく下落する傾向があると読み取れます。

これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として、株価が上下のどちらに進むか分からなく、上昇時よりも下落時のほうが大きく下落する傾向があるでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

しまむら<8227>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:16,945円
下値目安:14,680円

※12/15終値16,115円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約5.1%、下落幅は約8.9%と考えられます。よって、上値は「16,945円」、下値は「14,680円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、11/29につけた年初来高値17,580円には届きませんが、高値更新後の下落貴重がいったん止まり、再上昇することになります。

そこから更に上昇を期待したいところですが、これまでの動きを見ると、緩やかな上昇にとどまるでしょう。加えて、再び高値更新のような節目があると、再び今回のような下落が発生する可能性があります。

超長期的には順調に上昇してきている同社ですが、短期的に見るとこのような動きが見られます。こういった動きには注意していきましょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、株価の下位にある75日移動平均線を一気に下抜けし、200日移動平均線のやや上まで下落します。

これまで下落時は75日移動平均線が機能する場面が何度か見られました。やや下抜けしても、すぐに反発し、長期の上昇を支えていました。

しかし、この下値目安のような下落が起きると、その流れが変わり、これまでとは違った展開になるリスクが一気に高まります。

場合によっては反発するかもしれませんが、基本的にはこれまでとは全く違った展開になることを想定し、リスク管理を強めていくのが良いでしょう。

このように同社は、全体として上値が重たいと考えられます。上昇しても再度高値更新し、そのまま上昇するような展開ではなく、再度反落することが想定されます。

反対に下落した場合は、これまでの抵抗線を抜け、一気に下落リスクが高まります。

加えて、例年この時期は上下のどちらに進むか分からない傾向があり、中でも下落時は中程度以上下落するリスクがあります。

このようにどの展開を想定しても厳しい状況が考えられますので、年明けのご祝儀相場などの言葉に惑わされることなく、厳しめに見ていきましょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/12/22時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) ー高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)ー

トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。

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