西松屋<7545>10月から大きく上昇し直近も高値更新し高値圏を好調に推移中…決算発表で株価どうなる?
12/15に第3四半期決算発表を迎えた西松屋チェーン<7545>。ほぼ横這いでの推移が続いていたものの、10月下旬から大きく上昇開始しています。
11月上旬の高値更新後、小さく反落しましたが、再度上昇し12/4に年初来高値2,211円を更新し好調に推移しています。
そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
西松屋チェーン<7545>の第3四半期決算前後の株価動向は?
同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(12月上旬~1月上旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が12回、下落傾向が11回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向がほぼ均衡していると読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて7回あります。その中には下落時に20%以上の変動が見られます。それ以外は上下とも10%程度の変動にとどまっています。
対して、5%以内の変動は上下合わせて11回あります。これをふまえると小幅に動く可能性が高いですが、中程度の変動が少ないので、比較的極端な動きをすると考えられるでしょう
よって、これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として、上昇するか下落するか分からないうえ、小幅に動く場合と大幅に動く場合の極端な動きをする傾向があるでしょう。
直近の動向次第である程度予測できるかもしれませんが、原則として変動リスクがあると捉えておくのが良いかもしれません。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
西松屋チェーン<7545>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:2,242円
下値目安:1,961円
※12/5終値2,132円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約5.1%、下落幅は約8.0%と考えられます。よって、上値は「2,242円」、下値は「1,961円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、直近12/4につけた年初来高値2,211円をやや上抜けし更新します。こうなると、さらに上昇することが期待されますが、反落することを想定しておくと良いでしょう。
過去の上昇幅を見ると、10%以上の上昇を維持することは、なかなか難しい状況にあります。もちろん、新たな傾向とし更に上昇幅を伸ばすことも考えられますが、厳しめに見ておくのがよいでしょう。
全体としては小幅にとどまる可能性が高いので、その点を考慮しつつ大きく上昇する可能性もあるという程度で見ておくのが良いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、下位にある25日移動平均線を下抜けし、75日移動平均線との中間まで下落します。これにより、10月以降の上昇基調が止まります。
しかしながら、それ以前の横ばい状態の水準よりも高い水準を維持するので、再度上昇する可能性があるでしょう。
なお、これの可能性により、ここを押し目買いのチャンスとして見ることもできます。しかし、この下落により過去の傾向のように更に下落する恐れもありますので、慎重に見極めるのが良いでしょう。
このように同社は、直近に年初来高値を更新するなど、とても好調に推移しています。そのようなこともあり、更に上昇することを期待したいところですが、傾向を見る限り慎重に見ていくのが良いでしょう。
上値も決して軽いわけではなく、下落しても再上昇の可能性が高いとは言い切れない状況です。
これまでの傾向を見ても、上昇と下落が均衡しているうえ、やや値動きを捉えにくい部分が見られますので、楽観的になることなく慎重に判断していくのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2023/12/13時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。
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