JT<2914>年初から堅調に推移し今月中旬の高値更新後の調整を抜け、再び高値更新し高値圏を推移中…権利確定で株価どうなる?

2023/06/27

 

6月末日に権利確定予定のJT<2914>。人気の配当銘柄は、確定日が近づくと権利獲得に向けた買いなどが集まり、権利確定日前後に株価が変動しやすい傾向があります。

同社は年初から堅調に推移し、今月中旬の高値更新後の調整を抜け、再度年初来高値を更新し、依然として高値圏を推移しています。

そのよう中、今月末に権利確定日を迎える同社ですが、権利確定日を抜けこれから株価はどのように推移する可能性があるのでしょうか?

 

JT<2914>の配当権利確定前後の株価動向は?


同社の株価は、権利日前後10日間(6月下旬~7月初旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
JT<2914>の配当権利確定前後の株価動向:シナジスタ

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が12回見られます。 この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向は、ほぼ均衡と考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下ともにありません。対して、5%以内の変動は、変わらずも含めると、19回あります。

これらを考慮すると、同社の株価は全体として上昇傾向と下落傾向が均衡し、小幅変動にとどまる可能性が高いでしょう。

では、同社の株価は、権利確定前後の期間でどれくらいの範囲で株価が推移する可能性があるのでしょうか?

 

JT<2914>の権利確定後の株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【予想変動幅(率)】–3.81%~2.28%

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は2.28%、下落幅は3.81%と考えられます。現在の株価 (6/16終値3,201円)で計算すると「3,079円~3,274円」の範囲で変動すると考えられるでしょう。

上昇の変動幅目安に到達した場合は、6/26につけた年初来高値を再度更新します。こうなると、年初から始まった上昇トレンドが更に継続することになるでしょう。

ただし、これまでの傾向を見る限り、5%以上の上昇の可能性は低いので、緩やかに上昇を続けるイメージで上昇していくでしょう。

なお、もし小幅上昇することなく、横ばいに推移する場合は注意が必要でしょう。そうなると、これまでの上昇トレンドが変わる可能性も出てきます。

小幅の変動で見極めにくいところですが、リスクをできるだけ小さくする意味でも、敏感に察知すると良いでしょう。

反対に、下値の変動幅目安に到達した場合は、現在株価の下位に推移している25日移動平均線を下抜けします。

25日移動平均線を下抜けするのは、3月中旬から下旬の期間振りです。そのときは、一時75日移動平均線も下抜けしました。

その後は再上昇したので、今回も同じような動きが想定されます。しかしながら、トレンドの転換がないとは言い切れないので、あくまでも再上昇とトレンド転換の両面で動向を見るのが良いでしょう。

こちらも上昇時と同じように小幅変動が予測されます。なかなか読みにくい展開が続くかもしれませんが、できるだけ敏感に察知できるようにしていきましょう。

このように同社は、この時期に上下のどちらに進むか分からないものの、小幅変動にとどまることが予測されます。

しかし、下落時はこれまで順調に推移してきた株価のトレンドが転換するリスクも多少なりとも出てきました。

株価が大きく変動する傾向がないので、なかなか判断が難しい部分もあるかもしれませんが、できるだけ慎重に動向を見ていくのが良いでしょう。

もし、判断が難しい場合は、小幅変動にとどまる可能性が高いので、様子見するのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/6/26 14:00時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。

 

実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック

 

【無料】今回のデータ分析がもっと詳しく分かるeBook(電子書籍)『日本株再入門』無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。</strong></a><br />
【無料】今回のデータ分析の詳細が分かる「日本株5つの法則」レポート無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。

この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

【高橋佑輔の関連記事】

株式会社シナジスタ
なぜ「高値掴みする投資家」と「底値付近で買える投資家」がいるか?それは「値動きの法則」の知識の差です。その法則を使い、過去12年で11年間利益を上げる現役トレーダー高橋佑輔が相場を分析。法則を学び、底値付近で買える投資家を目指しましょう。
株式会社シナジスタの提供する、コラム・教育サービスは、投資に関する考え方の一例をご紹介するというものですので、その正確性や完全性等について保証するものではありません。 実際の投資はお客様のご判断・ご責任で行って頂くものであり、当社は、お客様の投資におけるいかなる利益も保証するものではなく、また、お客様の投資によるいかなる損害に対しても補償を行うものでもありません。 本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

このページのトップへ