鳥貴族<3193>4月から上昇を開始し先月に年初来高値を更新するも、そこから下落し方向感なく推移中…決算発表で株価どうなる?
6/9に第3四半期決算発表を迎える鳥貴族ホールディングス<3193>。昨年12月に急落し、2023年年明け以降も低迷したまま横這いでの推移が続いていました。
しかし、4月以降徐々に上昇を開始し、そのままの勢いで5月上旬には年初来高値を更新しました。その後は、昨年末のように再び下落し、今後の動向を読みにくい展開が続いています。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
鳥貴族ホールディングス<3193>の第3四半期決算前後の株価動向は?
同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(6月上旬~6月下旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
年数が少ないので、あくまでも参考値ではありますが、2015年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が4回、下落傾向4回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向は、均衡と読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて5回あります。中には、約30%の上昇、約20%の下落など、とても大きな変動が見られます。対して、5%以内の変動は、1回だけです。
これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として、上昇傾向と下落傾向が均衡し、株価の変動が大きく変動する可能性が高いと考えられます。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
鳥貴族ホールディングス<3193>の目標株価は?
こちらも年数が少ないので、あくまでも参考値ではありますが、データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:2,565円
下値目安:1,908円
※6/1終値2,169円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約18.2%、下落幅は約12.0%と考えられます。よって、上値は「2,565円」、下値は「1,908円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、5月上旬に続いて年初来高値を更新します。この水準は、昨年末の高値2,555円をも上回ります。
こうなると、更に上昇を期待したいところですが、同社は高値を更新すると下落する動きが見られます。
上記のグラフの傾向の通り、大きく上下する動きが見られるので利益確定のタイミングの検討は慎重にしたほうが良いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、年初来安値を更新します。200日移動平均線よりも10%以上マイナス乖離します。こうなると、しばらくの間は低位での細かい上下動を繰り返すことが考えられます。
これまで半月から1ヵ月ほどの短期的な上下動を繰り返しており、すぐに反発することも予想されます。しかし、まだ株価が安定していないのが、同社の特徴ですので、過度な期待は禁物でしょう。
このように同社は、まだ上場から年数が短いこともあり、株価が安定していないことが、これらの情報から見受けられます。
運良く思った方向に株価が動けば、短期トレードで利益を狙えそうですが、タイミングを外すと少々難し展開になるかもしれません。
そういった意味では、まだリスクが高い銘柄として捉え、それをふまえたうえで売買のタイミングを見ていくのが良いでしょう。
特に今は、年初来高値更新を狙えるタイミングである一方で、年初来安値更新も視野に入る水準です。
こういった背景には十分に注意しながら、今後の動向を見ていくのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2023/6/6時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。
実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。
この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
【高橋佑輔の関連記事】