日本郵政<6178>3月に年初来高値更新するも、その後は下落したまま横ばい状態が続き方向感なく推移中…決算発表で株価どうなる?

2023/05/17

 

5/15に本決算発表を迎えた日本郵政<6178>。2015年の上場後、緩やかに下降していた同社株価ですが、昨年はほぼ横這いでの推移に変化し、そこから徐々に上昇し始めています。

それに伴い、200日移動平均線も緩やかに右肩上がりに推移し、3月には年初来高値を更新しました。

しかしその後は、大きく下落し、そこからやや上昇しているものの、ほぼ横ばい状態の推移が続き、方向感を捉えるのが、なかなか難しい状況です。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

日本郵政<6178>の本決算前後の株価動向は?


同社の決算を挟んだ1ヶ月間(5月初旬~5月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

日本郵政<6178>の本決算前後の株価動向:シナジスタ

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

期間が短いので参考情報になりますが、2016年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が1回、下落傾向6回見られます。この数字を見る限り、下落傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下ともありません。最大でも上昇時と下落時の5%台にとどまっています。5%以内の変動は上下合わせて4回あります。

これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として下落傾向があるものの、それほど大きく株価が変動しない可能性が高いでしょう。

なお、繰り返しになりますが、期間が短いのであくまでも参考情報です。今年は違う傾向を見せることも考えられますので、その点だけはご注意くださいませ。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

日本郵政<6178>の目標株価は?


こちらも期間が短いので参考情報にはなりますが、データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:1,191円
下値目安:1,093円

※5/2終値1,129円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約5.4%、下落幅は約3.1%と考えられます。よって、上値は「1,191円」、下値は「1,093円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、3月の年初来高値には届きませんが、直近の小幅な値動きからはやや大きく上方向に動きます。

そうなると、そのまま更に上昇を期待したいところでしょう。しかし、これまで下落傾向が強いことと、小幅変動にとどまる可能性が高いことを考慮すると、その後の上昇への期待は小さいでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、200日移動平均線を下抜けはしませんが、直近の小幅なボックス圏を下抜けします。

今は、200日移動平均線が抵抗線になり反発することが予測されますが、もし低迷が続くと、下抜けすることも考えられます。

もしくは、そのまま様子見が続き、再上昇まで時間を要し、低迷が長引くと考えられるでしょう。

このように同社は、この時期に小幅に変動しやすく、下落傾向があることを考慮すると、全体として上値が重たいと考えられます。

そして、それにならうように、上昇は小幅にとどまり、反対に下落した場合は、200日移動平均線付近まで下落し、そのまま低迷する可能性があります。

そういった状況をふまえると、今は積極的に売買を仕掛けるよりも、ここからどういった方向に動くか、少々長く様子見にするのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/5/16時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。

 

実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック

 

【無料】今回のデータ分析がもっと詳しく分かるeBook(電子書籍)『日本株再入門』無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。</strong></a><br />
【無料】今回のデータ分析の詳細が分かる「日本株5つの法則」レポート無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。

この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

【高橋佑輔の関連記事】

株式会社シナジスタ
なぜ「高値掴みする投資家」と「底値付近で買える投資家」がいるか?それは「値動きの法則」の知識の差です。その法則を使い、過去12年で11年間利益を上げる現役トレーダー高橋佑輔が相場を分析。法則を学び、底値付近で買える投資家を目指しましょう。
株式会社シナジスタの提供する、コラム・教育サービスは、投資に関する考え方の一例をご紹介するというものですので、その正確性や完全性等について保証するものではありません。 実際の投資はお客様のご判断・ご責任で行って頂くものであり、当社は、お客様の投資におけるいかなる利益も保証するものではなく、また、お客様の投資によるいかなる損害に対しても補償を行うものでもありません。 本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

このページのトップへ