トヨタ自動車<7203>昨年からの緩やかな下落基調が今年も続き、直近も方向感なく軟調に推移中…決算発表で株価どうなる?

2023/02/08

 

2/9に第3四半期決算発表を迎えるトヨタ自動車<7203>。昨年1月の年初来高値更新直後から大きく下落し、すぐに反発しました。

しかし、その反発の勢いも短期で終わり、そのまま下落前の水準を回復できずに緩やかに下落したまま今年を迎えています。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

トヨタ自動車<7203>の第3四半期決算前後の株価動向は?


同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(2月初旬~3月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:トヨタ自動車<7203>の第3四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が12回、下落傾向が10回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、均衡に近いですが、やや上昇傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて3回あります。その中には上下とも1回ずつ15%以上の変動が見られます。

それに対して、5%以内の変動は、変わらずも含めると上下合わせて11回見られます。ほぼ5%の下落も含めると12回見られます。なお、上下ともほぼ同数見られるので、小幅変動の場合は、上下のどちらに変動するか予測が難しいかもしれません。

これらを考慮すると、同社の株価は、この時期に全体として均衡よりはやや上昇傾向にあるものの、比較的小幅に変動する可能性が高いでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

トヨタ自動車<7203>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:2,013円
下値目安:1,793円

※2/1終値1,903円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約5.7%、下落幅は約5.7%と考えられます。よって、上値は「2,013円」、下値は「1,793円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、現在の低迷した状態からやや脱却しますが、依然として200日移動平均線の下位に位置します。よって、ここから、しばらく横ばいに推移すると考えられます。

そこから更に上昇するには、25日移動平均線が75日移動平均線を上抜けするような局面を迎えるかがポイントになるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、1/4の年初来安値が目前に迫ります。こうなると、再度そのまま軟調に推移すると考えられます。

万が一、そのまま下落し安値を更新した場合は、下落の速度が増す可能性があります。とのときは、過去の最大下落幅を参考に、大きな下落もあることを想定しながら動向を見るのが良いでしょう。

このように同社は、直近に軟調に推移していることもあり、全体的に上値が重たい展開が想定されます。

もし上昇しても、直近の低迷を抜け出すにとどまり、そのまま上昇一辺倒になる可能性は低いでしょう。

反対に、この時期は比較的株価の変動が小さい可能性のほうが高いものの、下落した場合は、そのまま下落の勢いが強くなることも想定されます。

どちらの場合にしても、なかなか難しい展開が予測されるうえ、値動きが小幅に変動する可能性が高いと方向感を捉えるのも難しいでしょう。

このようなときは、無理に売買することなく、方向感が定まるまで様子見するのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/2/7時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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