村田製作所<6981>昨年の下落の勢いのまま年初から安値を更新するも、そこから上昇し現在は7,500円付近まで回復中…決算発表で株価どうなる?

2023/02/02

 

2/2に第3四半期決算発表を迎えた村田製作所<6981>。昨年1/5には9,542円で年初来高値を付けていましたが、そこから上下しながら緩やかに下落し、今年1/4には年初来安値6,438円を付けました。

そこから再び短期的な上昇を開始し、25日・75日移動平均線を上抜けし、現在は7,500円付近に位置し足踏み状態が続いています。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

村田製作所<6981>の第3四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(1月下旬~2月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:村田製作所<6981>の第3四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が13回、下落傾向が10回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて7回あります。その中には、約20%のものや約30%の変動も見られます。なお、7回のうち上昇時は5回です。

それに対して、5%以内の変動は、上下合わせて12回見られます。上下とも6回ずつですので、小幅変動の場合は、上下のどちらに変動するかの予測は難しいかもしれません。

これらを考慮すると、同社の株価は、この時期にやや上昇しやすく、大きく変動するときと小幅に変動するときの差が激しいと考えられるでしょう。

そういった意味では、やや極端な動きをするので、方向感はつかめるものの、変動幅がつかみにくいかもしれません。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

村田製作所<6981>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:8,219円
下値目安:6,988円

※1/23終値7,462円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約10.1%、下落幅は約6.3%と考えられます。よって、上値は「8,219円」、下値は「6,988円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、昨年6月ごろの一段高い水準まで上昇します。また、これまで200日移動平均線付近まで上昇すると押し戻される展開が繰り返されましたが、この上昇でこれまでよりも大きく上抜けします。

もし、そのままの水準を維持できると、25日・75日移動平均線が200日移動平均線を上抜けするでしょう。そうなると、新たな展開が起きると考えられます。

反対に、下値の目安に到達した場合は、25日・75日移動平均線が右肩下がりに変わり、そのまま株価も下抜けすると予測されます。

年初来安値に一気に到達するような下落は予測しにくいですが、こうなるとこれまで通り緩やかに下落方向に株価が進むでしょう。

なお、回数は少ないですが、この時期は上昇傾向がややあるものの、下落時は20%程度下落することもありました。もし下落方向に株価が進む場合は、そのままズルズル下落しないかを見極める必要があるでしょう。

このように同社は、上昇すれば新たな展開が期待できるものの、下落するとそのままズルズルいってしまう可能性があります。

各移動平均線の状況から見ても、例年の傾向通り、やや上昇傾向になり小幅に変動するなど、ここから大きく株価が変動する展開は考えにくいでしょう。

ただし、同社の株価は、小幅変動と大幅変動の差が大きいので、ここから極端な動きを見せないとは言い切れません。

方向感よりも、変動幅がつかみにくいのが、同社のこの時期の株価の特長です。直近の動向を見ても、なかなか判断が難しいところですので、無理に売買することなく、様子見するのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/2/1時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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