ソニー<6758>直近に年初来高値を更新し、高値圏を推移中…ここから年末にかけて株価10,000円に到達する可能性は?
10/28に第2四半期決算発表をおこなったソニー<6758>は、決算翌日には大きく窓を開けて上昇しました。その後も好調を維持したまま11/25には年初来高値9,854円まで上昇しています。
このように好調の同社ですが、ここから年末にかけて、どのように推移する可能性があるのでしょうか?
ソニー<6758>年末にかけての株価動向は?
同社は、3月の下落から順調に上昇し、7月には3月の下落前の水準を回復しました。その後も好調を維持したまま直近で年初来高値を更新するなど高値圏を推移しています。
では、ここから年末にかけて、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が10回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向が均衡していると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、下落時よりも上昇時のほうが変動幅が大きい傾向が見られます。ただし、2018年に15%以上の大きな下落が見られます。この点は注意すべきところかもしれません。
よって、同社の株価はどちらに動く可能性があるものの、下落は小幅にとどまる傾向があると読み取れます。ただし、過去に大きな下落があったので、このようなことがあることは念頭に置いておいたほう良いでしょう。
では、同社の株価は、ここから年末にかけて株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ソニー<6758>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:10,038円
下値目安:8,801円
※11/20終値9,235円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約8.7%、下落幅は約4.7%と考えられます。よって、上値は「10,038円」、下値は「8,801円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、上値の目安に到達した場合、先日到達した年初来高値を更新します。こうなった場合、大台の10,000円に到達し、年明け以降も好調に推移する可能性が出てくるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合、25日移動平均線付近まで下落します。ただし、ここが抵抗線になり大きな下落になる可能性は低いでしょう。
このように同社は、大台の節目となる10,000円も狙えるところに位置しています。直近も年初来高値を更新するなど好調です。
しかしながら、やや過熱感が出ていることもふまえると、高値掴みをしないように、上値が重い展開になることも想定しながら売買するのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/11/25時点に執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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